世の中には、神社で願い事してはいけないなんて噂があります。
神様には自分の願いを伝えることが当たり前に思っていた人からしたら、ビックリな話ですよね。
自分も昔は、神社に行って参拝するときには、欲丸出しな願い事をしていたこともありました。
でも、なぜ願い事してはダメなのか気になる人もいますよね。
そこで今回は、神社で願い事してはいけない噂の真相だけでなく、神様に伝えるべきことや参拝のときの心構えについてまで解説していきたいと思います。
神社で願い事してはいけない噂の真相
それでは、実際にネットや噂でも流れてくる神社で願い事してはいけない噂の真相についてご紹介していきたいと思います。
他力本願な気持ちは失礼なため
神社に行けば願い事をすることが当たり前に思っている人がほとんどでしょう。
問題なのは、他力本願な気持ちから神様に願い事をすることがよくないとされていることです。
本来であれば、自分の願いは自分の力で成し遂げようとするのが筋ですよね。
そのため、すべて神様に叶えてもらおうとするような他力本願な気持ちで願いを伝えてしまえば、それは失礼なことでもあるのです。
もちろん、人それぞれで考え方は違うでしょうが、こうした願い方の問題(姿勢)が神社で願い事してはいけないと言われるようになった由来の一つでもあります。
人生にとって試練や困難は必要なため
誰だって、自分の願いは叶えたいと思うものです。
しかしながら、人生には挫折や失敗などの試練や困難に立ち向かうことも大切とされています。
人は試練や困難を乗り越えることで、より成長し大切なことを学んでいくものですからね。
スピリチュアルな世界でも、試練や困難は魂を成長させるための重要な課題とも言われています。
そのため、神社で願い事をすることがいけないのではなく、願いを叶えるためには試練や困難に立ち向かわなければならないときもあることを忘れてはならないってことなんです。
要するに、試練や困難を味わうこともなく、楽して願いを叶えようとするべきではない。
こうしたスピリチュアル的な理論から、神社で願い事してはいけないと言われることもあるのかもしれません。
自分自身の成長に繋がらなくなるため
きっと神社で願い事をする人の中には、自分自身で願いを叶えようとする努力を怠ってしまう人もいるでしょう。
これは、神様に願いを伝えるだけで満足してしまう人がいるためです。
そのため、自分自身で現状(今)を変えようとしなくなってしまう人も多いと言います。
例えば、受験に合格したいと神社に願っても、自分自身が努力しなければ意味がないですよね。
願ったから合格するのではなく、願うことで勇気をもらい努力できるから受験に合格するんです。
要するに、努力を怠りやすく自分自身の成長を止めてしまいやすい人ほど、神社で願い事してはいけないという意味もあったりします。
自己中心的な願いは煩悩に繋がるため
自己中心的な願いをする人ほど、煩悩に縛られている状態と言えます。
そのため、神社に行くたびに自己中心的な願い事をする人は、いつまでも煩悩から抜け出せない状態に陥りやすくなるってことでもありますよね。
こうしたことから、自己中心的なところがある人ほど、神社で願い事してはいけないと言われることもあるようです。
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参拝のときに神様に伝えるべきこと
神社で願い事はしてはいけないと言われても、それなら何を神様に伝えればいいのか悩んでしまう人もいますよね。
ここからは、実際に参拝するときに神様に伝えるべきことについてご紹介していきます。
参拝に来させていただいたことへの感謝
お賽銭や二礼二拍手一礼を終えたら、両手を合わせます。
最初に、「今日は参拝に来させていただきありがとうございます。」と参拝させていただけたこの機会を神様に感謝を伝えましょう。
住所や名前を伝える
自分が何者かを神様に挨拶しましょう。
住所と名前を名乗ることで、自分の存在を神様に認識してもらうことが大切です。
感謝の気持ち
住所や名前を言い終えたら、いきなり願い事をしてしまう人も多いでしょうが…。
まずは、今日という日まで無事に幸せに過ごせてきたことを神様に感謝することが大切です。
自分だけでなく家族や身の周りの大切な人たちが幸せに過ごせているのは、神様のご加護によるものだからです。
願い事
ここまで、神社で願い事してはいけないと言われる噂の真相を話してきましたが、必ずしも願い事をしてはいけないって意味ではありません。
あくまでも、神様に願いを叶えてもらおうとする姿勢ではなく、自分の願いを叶えるために頑張ることを意思表明をするような気持ちで伝えることが大切なんです。
その純粋な気持ちや姿勢を見せることで、神様も温かく見守ってくださるかもしれませんからね。
お祈り
自分自身ではどうすることもできないものに対しては、お祈りとして神様に伝えたいことを伝えるのもいいでしょう。
自分自身のことだけではなく、平和な世界、身の周りの大切な人への幸せを願うなど。
自分だけでなく周りの幸せを願える人ほど、神様もきっとお祈りに応えてくれるかもしれません。
神社参拝をするときの心構え
誰だって、なるべくは神様に失礼のないような形で参拝しに行きたいですよね。
そのため、神社参拝をするときの心構えを知ることは重要なことです。
ここでは、そんな神社参拝をするときの心構えについてご紹介していきます。
神社に参拝に行くときは、以下5つのことを意識してみましょう。
敬意を持ち参拝する
神社には、神様が祀られている神聖な場所です。
そのため、日頃の感謝や神様に対して敬意を持つことが大切なんです。
これは、神社内に足を踏み入れた瞬間から、敬意を持った参拝への心構えをしておきましょう。
目的を明確にすること
神社に参拝しに行く目的は、人それぞれなはずです。
どんな願い事やお祈りをするのも個人の自由ですが、なるべくは神様に伝えたいことを事前に明確化しておくことは、それだけ気持ちの込もった行動でもあるので大切です。
参拝前には、神様に伝えたいことだけでなく、どんな思いや気持ちを持ってお参りしに行くか明確にしておくと参拝する目的もより深まるでしょう。
服装や身だしなみに気を配ること
神社は、神聖な場所です。
訪れるときには、なるべく最低限の服装や身だしなみにも注意が必要です。
中でも、
- 露出の多い服装
- しわや汚れた服装
- 帽子の着用
- ジャラジャラしたアクセサリー
このような格好は避けましょう。
また、参拝前に手を清めることは当たり前ですが、指や足の爪を短く切るなど見えないところにも意識を傾けることも神様に対するマナーとしては良いでしょう。
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騒がしくしないこと
当たり前のことですが、神社は神聖な場所であり静寂な場所でもあります。
自分の他にも参拝しに来られる人や境内に漂う神聖な空気に集中している人がいたり、護摩焚きやご祈祷をしていることだってあります。
そのため、祈りや参拝を妨げるような大声や騒音を出すことは避けましょう。
できれば、スマホ(携帯電話)の電源を切る、またはマナーモードに設定するのが好ましいです。
清らかな気持ちを持つ
神社に参拝に行くなら、少しでも清らかな気持ちを持つようにしましょう。
そのためには、日頃から心を落ち着かせるような過ごし方を意識してみましょう。
純粋な気持ちを持ち合わせている人ほど、神社などの神聖な場所の気や波動とも合うでしょうからね。
神社で願い事してはいけないかどうかは自分次第
結論、噂の内容からして、必ずしも神社で願い事してはいけないってわけではないと言えます。
あくまでも、神社に願い事をするときに、前向きな姿勢や清らかな気持ちを持ち合わせているかどうかが重要なんでしょう。
そのため、何事も願いを叶えるためには、他力本願にならず自分自身で努力することも怠らないことが大切です。
どうしても勇気を出せないときに、神社や神様に勇気をいただけるよう見守ってくださることをお願い(お祈り)するぐらいの気持ちが良いのかもしれません。
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まとめ
このように、神社にお願い事してはいけない噂の真相としては、その人の人柄や条件によって意味が変わってきます。
必ずしも神社で願い事をしてはいけないって意味ではなく、他力本願な気持ちにならないことや自分自身でも努力を怠らないなどの前向きな姿勢や純粋な気持ちがあるかが大切なんです。
神社で願い事をするときには、今回解説してきた内容のもと最低限の神社でのマナーや心構えも大切にしましょう。
この記事が、少しでも誰かの役立つ情報になっていれば嬉しいです。