人生生きていると、落ち込むこと、嫌なこともありますよね。
ときに、「自分はいらない人間なんじゃないか?」と悲観的に考えてしまう人もきっといると思います。
自分はいらない人間だと思い込んでしまう心理
どうしても、自分はいらない人間だと思い込んでしまうのには、ある特徴がある人が多いです。
人と比べ自分の価値を決めてしまう
これ誰しもが当たり前のようにやっていることが多いのですが、人と比べすぎてしまう人ほど自分の出来なさを実感してしまいやすい。
これが繰り返されると、「自分なんていらない人間だ!」と勘違いするきっかけに繋がってしまうんですね。
でも!
冷静に考えると、人は個々で良いところや悪いところは違うのは当たり前ですよね。
個々で違うからこそ、自分の個性を活かせて輝かせることも出来るんです。
なので本来比べることで、「自分を責めるのは違うのではないか?」と私は思います。
みんな能力や個性も一緒だったら、誰も褒められることもなくなりますし、誰も活躍できなくなってしまいます。
きっと、何か目標にすることや夢もなくなってしまうので、そんな人生ほどつまらないものはないです。
まぁでも自分よりも、すごい人や尊敬できる人が身の回りに多くいると、「自分はダメな奴、自分はいらない人間なんじゃないか?」と勘違いしていしまいますよね。
でも、あなたにはあなたにしかない能力や個性が必ずあります。
今は人と比べることでしか、自分の価値を見つけようとしていないでしょうが、それでは自分の本当の価値のある部分を見つけることは出来ません。
だからいつまで経っても、「自分はいらない人間」なんて勘違いや思い込みに繋がってしまうのです。
自分の悪いところにばかり意識がいっている
どうしても、日本は自分の良いところを褒める習慣がないですよね。
自分で自分を褒めるなんて、「みっともない。悪いところを見つけて直していくことが成長だ!」なんて頭が固い人も多いと思います。
確かに、悪いところを克服したり直していくのも人生にとって必要なことかもしれません。
しかし自分の悪いところばかり見ていても、「自分なんて何にも出来ないダメな奴」という思い込みに繋がるだけで、精神的に苦しくなって、返って前へ進めなくなってしまう人もいますよね。
自分には、どっちのタイプが合うのか見極めていくのが大切です。
自分の悪いところを見れば見るほど、前へ進めなくなるタイプの人は、自分の良いところを見つける方がより成長に繋がるタイプなのかもしれませんよ。
誰かに直接ひどいことを言われたトラウマがある
過去に、誰かから直接何か否定されるようなことを言われたことがある人もいますよね。
人に直接言われると、ショックでしょうし、「自分はいらない人間…」と思ってしまうのもわかります。
でもそれは、相手の価値観の問題で相手の求めている人物像と自分が合わなかっただけの話なんです。
「わかっているんだけど…」って感じの人もいると思いますが、たった一人の言葉だけを信じてしまうのは、実にもったいないんですよね。
誰かに自分を否定されるようなひどいこと言われても、他の人も全員あなたのことをそう思っていると思いますか?
いやあり得ないですよね。
人は、どうしても自分の中にある理想や価値観で好きな人と嫌いな人を区別してしまうものです。
自分にもありますよね?
相手にとってその一人が、「たまたま自分」だっただけ。
そしてこれでも、「わかっているんだけど…」と納得は出来ないという方は、どうあがいても、「自分は人から嫌われてしまうこともある」ことを苦しいかもしれませんが受け入れる覚悟を持ちましょう。
自分の都合よく、全員が自分の事を求めてくれる訳はありません。
全員が全員、自分を好きになってくれるとも言えないんですよね。
それを心の底から納得しなければ、ずっと「自分なんて…」が始まってしまうのです。
自分をいらない人間と落ち込んでいるときに出来る最善の行動!
落ち込んでいるときほど、正しい判断や行動が出来なくなるものです。
そんな、「自分なんていらない人間」と思い込んで落ち込んでいるときに出来る最善の行動とは何なのか?
人と比べることが全てではないことに気づく
今までの話の流れ的に、「でしょうね…でもそれがどうしても比べちゃうのよ…」という声が飛んできそうですが、しかしこれは大事なことなので、これから意識するだけでも大切です。
人と比べることで、成長に繋がることもありますが、自分を責めるために人と比べるのは違います。
そこを勘違いしないようにしておきましょう。
誰かと比べることで、自分が劣っている部分が見えてしまうのは仕方ないこと。
もしかしたら、一部の人からは馬鹿にされてしまうこともあるかもしれませんが、世の中の人が全てそう思っている訳ではありません。
なので、人と比べて劣っていても直す必要もないのです。
皆人それぞれで違っていいことを受け入れましょう。
例えば、今あなたがオリンピック選手になれますか?
そんな能力ないですよね?
でもオリンピックに出れない自分を同じように責めますか?
きっと責めないはずです。それと同じなんです。
出来ない自分を受け入れる
自分には出来ないところって、「いっぱいある」と思います。
出来ないところを直すために努力することも大切かもしれませんが、出来ない自分を受け入れて許すことも大切です。
でもこんなことを言ったら、「それじゃ成長しない!前へ進めないじゃない!」と言う人もいますよね。
しかし否定ばかりして自分の悪いところを直そうと頑張るよりも、「出来なくても大丈夫」と受け入れるからこそ、自分へのプレッシャーが減って、心が軽くなり出来るようになることも当然あります。
これも、先ほどと同様に個々でどちらのタイプの方がうまくいくかは違います。
今自分を責めて悪いところを直そうと頑張っているのに、前へ進めていない人は出来ない自分を受けいれる努力に変えてみる方が良いかもしれません。
出来る自分もいることに気づいていく
ここが最も大事です。
人と比べていてばかりで、自分の悪いところばかり見ていると、自分の良いところを見えなくなります。
そしていつの間にか、本当は、「ある」自分の良いところを、「ない」ことにするようにもなるんですね。
だから、「自分なんていらない…」と思い込むようになってしまい、自分に自信もなくなって落ち込んだりすることも増えるんです。
でも大丈夫。
あなたには、良いところがあります。
自分では気づけないだけ。
ちゃんと見てくれている人もいます。
周りはわざわざ言わないだけ。
だって世の中、人の事を褒めているほど、みんなも余裕ないのです。
だから普段、自分が褒められなくても仕方ない。
なのであなたが、「自分なんていらない人間…」と今まで勘違いしてしまうのも仕方ないのかもしれない。
でも、みんな自分の良いところをわざわざ言わないだけなのです。
なら自分から、人の良いところを見て、自分から褒める努力をしてみましょう。
そしたらもしかしたら、相手も自分の良いところを伝えてくれるようになるかもしれませんよ。
ただ、お返しをもらうために人を褒めるのはオススメできませんけどね。
これからは、自分の良いところをたくさん見れるように気づけるようになるためのきっかけに、この記事がお役に立てれば幸いです。

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