世の中には、「断捨離をすると人生が変わる」なんて言われることもありますが…。
中には、ばかばかしいと思う人もいるでしょう。
でも、要らない必要ないものを捨てて、身の回りの環境を片づける（スッキリさせる）ことは良いことですよね。
なぜ、そんな断捨離のことを毛嫌いする人がいるのか不思議ですよね。
そこで今回は、断捨離をばかばかしいと言う人の心理や失敗経験についてご紹介していきたいと思います。
断捨離をばかばかしいと言う人の心理や失敗経験
断捨離をばかばかしいと言う人には、何かしらの理由があるはずです。
中でも、断捨離を否定する人には、以下のような心理や失敗経験から来ていることが多いと考えられます。
流行りものには興味がない
世の中には、流行りに乗る人もいれば、流行りに興味がない人間もいます。
そのため、流行に興味のない人からしたら、断捨離なんてどうでもよかったりするんですよね。
「断捨離すると人生が変わる」なんてキャッチフレーズを見ても、「そんなんで人生変わるなら苦労しない、ばかばかしい」と言いたくなるのも仕方ありません。
基本的にやる前から否定に入りやすい人ほど、流行に興味がなく否定的に捉える傾向もあります。
非科学的な効果に期待しすぎた
ここまで断捨離が流行ったのは、運気上昇の効果が期待できると言われていることもあります。
そのため、スピリチュアル界隈の女性からの人気が強いんですよね。
でも、こうした運気を上げる効果を期待して断捨離をした人の中には、何一つ効果を感じられなかった人もいるでしょう。
例えば、運気が上がると聞いて断捨離やってはみたけど、
- 恋愛運上がると聞いたのに、恋人ができなかった…
- 仕事運や金運が上がると聞いたけど、出世もしないしお金も入ってこない…
こうした期待外れによるショックを受けてしまう人もいます。
このような断捨離しても期待していた効果を感じられなかった人ほど、裏切られたようなショックからばかばかしいと感じてしまうんです。
捨てて後悔してしまった経験がある
断捨離をした人の中には、捨てて後悔してしまった経験がある人もいますよね。
一時の感情から捨ててしまい後悔して、断捨離した自分がばかだったと実感する人もいます。
そのため、「断捨離なんてやっても後悔することが増えるだけ」と過去の失敗からばかばかしいと感じる人も多くいるんてす。
極端なミニマリスト化した人を見てしまった
物への執着を捨て手放すことを目的とした断捨離です。
しかしながら、断捨離を通して身の回りのものがスッキリする快感から、捨てることへの執着心が強くなってしまう人もいるんですよね。
例えば、極端なミニマリスト化してしまう人は典型的な例でしょう。
そんな断捨離を通して極端なミニマリスト化していく人たちを見て、引いてしまう人やばかばかしいことやってるなと否定的な目で見る人も多いんです。
現実と向き合わず逃げているように見える
先ほど少し話しましたが、断捨離には運気上昇や人生好転などの効果があると言われているため、スピリチュアル界隈からの人気が高いと話しました。
でも、こうしたスピリチュアルなことを毛嫌いしている人もいますよね。
人によっては、非科学的なものを信じる人は、現実と向き合わず逃げているようにも見えるんです。
そのため、非科学的な効果を期待して断捨離をするスピリチュアル界隈の人たちを見て、偏見の目からばかばかしいことしてるなと感じてしまう人もいます。
悪く言えば夢がない人ですが、良く言えば現実思考な人ってことでしょう。
カップル喧嘩や夫婦喧嘩に繋がった
要るもの要らないものも、人それぞれ価値観で変わりますよね。
実は、断捨離をきっかけにカップル喧嘩や夫婦喧嘩に繋がってしまう人も多いと言います。
断捨離中に、パートナーの大切にしていたものを要らないと思って勝手に捨ててしまったなんて人もいれば、捨てる捨てないで言い合いになる人もいます。
こうした価値観の違う者同士で断捨離を行ってしまったことで、ばかばかしい喧嘩に発展してしまったと語る人は多いんです。
断捨離はばかばかしいものではない！身辺整理の心理的な重要性
何かしら理由があって、断捨離をばかばかしいと否定する人もいるでしょうが、断捨離による身辺整理の心理的な重要性って大きいこともあります。
やるやらないは個人の自由ですが、断捨離を通して以下4つの利点があることも覚えておきましょう。
正しい判断能力が身に付く
普段から部屋が散らかっていて片づけられない人ほど、断捨離することで必要なものとそうでないものの区別が付けられるようになります。
こうした片付けのスキルは、生活の中でも正しい判断能力が身に付くことにも繋がります。
例えば、何か購入するときには、本当に必要なものかどうか考える癖が付くため無駄遣いすることが減ります。
また、慎重な判断で正しい選択を行えるようになることは、今後の人生においても後悔することや失敗を減らすきっかけにもなるでしょう。
断捨離によって身に付けられる正しい判断力は、それだけ人生にとっても大きな利点になることもあるんです。
良好な人間関係を築きやすくなる
本来の断捨離は、要らないものを捨てることが目的なのではなく、必要ないものへの執着を捨てることのほうが意味合いとしては強いと言います。
そのため、断捨離を通して捨てられない執着心（依存）を見直すようになれば、人間関係においても良い影響を与えることもあります。
これは、自分にとって必要ない人間を見極めるようになるために、縁を切る決心（人間関係の断捨離）もしやすくなります。
断捨離する人ほど、自分の身の周りにいる人間関係も整理していく傾向があるってことです。
そのため、自分にとって不快な人や嫌いな人との人間関係を切るきっかけにもなるので、安心した生活へ変わる人も多いでしょう。
周りからの印象が上がる
身の回りのものがスッキリ片づている人かどうかで、その人自身の印象が変わってくることもあります。
それだけ人間は、周りの背景を見てその人自身のイメージや評価を付けてしまうこともあるためです。
例えば、
前者：部屋が散らかっている人
後者：部屋が片づけている人
この前者後者なら、どちらの人のほうが印象が良いですか？
当然、後者の部屋が片づいている人のほうが、清潔感があってしっかりしている印象を持ちますよね。
だから、断捨離して身の回りのものを片づけるようになった人ほど、周りから清潔感あるしっかり者として見られるようになるなど、印象が上がることも多いです。
色々な縛りやストレスから解放される
人は、環境によってストレスを感じる度合いも変わります。
当然、窮屈で居心地悪い場所ほどストレスを感じることも増えていきますよね。
そのため、身の回りに要らないもので溢れ散らかっている環境の人は、それだけストレスを感じやすい傾向があるんです。
だから、断捨離によって身の回りの環境がスッキリ片づくだけでもストレスは減ります。
居心地が良いところほど、身も心も解放的になってリラックスしますからね。
結果的に、断捨離は環境を変えるだけでなく身も心も癒やす力があるってことです。
断捨離の効果を上げる正しい捨て方の秘訣
せっかく断捨離するなら効果的に行いたいですよね。
そこで、断捨離の効果を上げる正しい捨て方の秘訣もご紹介していきます。
一つの参考にしてみてください。
自分に必要なものか必要ないものかハッキリさせて分けること
何を捨てるべきか分からないときは、自分に必要なものか必要ないものかハッキリさせて分けるようにしましょう。
もう使うことがなくなったものや壊れて直す予定がないものなど、今の自分には必要なくなったものを優先して捨てましょう。
こうした今後の人生において、自分にとって必要性が低いものと感じたものほど優先して処分するのが断捨離のコツです。
どんなものにも感謝をして捨てること
なんでも感謝することって大切ですよね。
実は、断捨離にはこうした感謝することへの大切さに気づく利点もあります。
本来なら、生きている中で感謝できる場面ってたくさんあります。
例えば、ご飯を作ってくれる人にも感謝、お米を作ってくれた人にも感謝みたいに。
要は、人は生きていく中でたくさんの感謝に包まれながら過ごしているわけです。
でも、なんでも当たり前になってしまえば、この感謝することも忘れてしまいます。
そのため、断捨離するときには感謝することへの大切さに気づくため、物を捨てるときには今までの感謝を込めてから捨てるのがおすすめです。
断捨離を通して、何事（物）にも感謝することを忘れず過ごせるようになれば、人生での幸福度も上がっていきます。
これは、視野が広がる、または小さな幸せを見つけられるようになるからです。
せっかく断捨離するなら、捨てるものに対して感謝の気持ちを持って捨ててみましょう。
大切にしていたものや思い出あるものほど供養が必要
誰にでも思い入れのあるものってありますよね。
例えば、昔に買ったお気に入りのぬいぐるみや人形など…。
でも、こうした動物や人間などの生き物をモチーフにしたものには、大切にしていただけ自分の思いによる念がこもったり魂が宿ることもあるとされています。
だから、適当な気持ちでポイっと捨ててしまえば、罰が当たってしまうかもしれません。
もちろん、非科学的な話なので信じるも信じないもあなた次第です。
ただ、こうした大切にしていた思い入れのあるものを捨てるときには、神社やお寺で供養してから処分するほうが気持ちよくお別れができるのでおすすめです。
捨てることに執着しすぎないこと
断捨離と言っても、ただ捨てればいいと思っているなら大間違いです。
なんでもかんでも捨てればスッキリすると思ってしまう人もいますが、それでは断捨離の本当の良さは発揮されません。
物を捨てることに執着するんじゃなく、必要ないものへの執着を捨てることを意識しなければいけません。
物に執着している人は、人にも執着してしまいやすい傾向があり、人生でも苦労することが増えてしまいます。
そのため、断捨離を通して執着心を捨てる練習をすることが大事なんです。
物への執着心を捨てることができれば、人間関係における要らない執着心も手放せるようになります。
こうした断捨離を深く理解しながら行うことで、様々な場面で人生を変えるほどの効果を発揮することもあるんです。
物を捨てるのではなく、執着を捨てるイメージを忘れないようにしましょう。
何事も人生は経験してなんぼである
片づけスキルが身に付く断捨離ですが、「人生まで良い方向に変わった」なんて言う人に対して…。
実際やってもいないのに、「断捨離で人生変わるなんてあるわけない、ばかばかしい」と否定的な意見を放つ人もいますよね。
もちろん、一理ありますが、人それぞれで断捨離による効果を感じる度合いは違います。
まるで断捨離の効果を感じない人もいれば、何か後悔した経験がある人もいるでしょう。
しかしながら、何事も人生は経験してなんぼです。
やってみないと分からないこともあるし、やってみて後悔や失敗することがあっても、またそこから学べることもあります。
結局、何事も否定的に考えるのではなく、一度はやってみることを大事にしましょう。
そして、なるべく失敗や後悔しないように、正しいやり方を調べてからやってみることです。
断捨離は、正しいやり方や自分に合ったやり方で始めることができれば、これからの生活や人生にも良い影響を与える可能性は高いはずです。
それぐらい断捨離には秘めた力があるためです。
もちろん、個人差はあるとしても、誰でもやってみる価値はあるんです。
とにかく、やってもいないのに偏見から断捨離をばかばかしいと言う人がいるなら、一度は体験してみてから否定しましょう。
実際に断捨離をしてみて、こんなのばかばかしいと思えたなら、その人には断捨離は合わなかったというだけです。
ただ、食わず嫌いと一緒ですが、挑戦しないことで損することや知れないこともある。
また、やらないことで、自分のチャンスを逃してしまうこともあることは覚えておきましょう。
まとめ
世の中では、断捨離する人はたくさんいますが…。
その分、断捨離をばかばかしいと言うような否定派も必ず出てきます。
もちろん、断捨離を否定したくなる人には、それなりな理由があったりするでしょう。
捨てて後悔したことがあるとか、物を捨てるだけで運気上昇するなんて話は信じられないとか。
もちろん、断捨離への価値をどう捉えるかは個人の自由です。
でも、やってもいないのに断捨離を否定している人がいるならもったいない。
人生は、何事も経験してなんぼです。
これも、私自身の価値観でしかない言葉ですが、やってみないと分からないこともあるのは事実です。
もしも、この記事をきっかけに断捨離をやってみようと思った人がいるなら、今回ご紹介した断捨離の効果を上げる正しい捨て方の秘訣も参考の一つにしてみてください。
この記事が、少しでも誰かにとって役立つ情報になっていれば嬉しいです。
