ある日突然、部屋のもの全部捨てたい衝動に駆られることってありませんか?
ふと、こうした何もかも捨てたい衝動が抑えられなくなることって誰しもあるかと思います。
このような断捨離への意欲が上がるときや気持ちをスッキリさせたいと思うときの心理状態は、自分にとって今までとは違った変化を迎えているときとも言われています。
そこで今回は、部屋のものを全部捨てたいときの心理状態や捨てたら楽になる理由についても解説していきたいと思います。
部屋のもの全部捨てたいときの心理状態
それでは、部屋のもの全部捨てたいときの心理状態についてです。
部屋のもの全部捨てたいと思うときは、ただただ部屋の中をキレイにしたいというだけでなく、以下のような自分自身の心の状態と関係していると言われています。
脳をスッキリさせたいとき
人は、目から入ってくる情報を脳で処理しています。
そのため、部屋のものが多いとそれだけ目から入る情報量も多くなりますよね。
脳は、他にも生活していく中で色々な情報を処理している器官でもあるので、脳が疲れてくるときほど無意識に入ってくる情報量を調節しようとします。
そのようなときに、余計な部屋のものを整理して脳へ入ってくる情報量を減らすことで、脳へのストレスを軽減しようと心理的に気持ちが働くこともあるんです。
中でも、悩みがあるときや心に余裕がないときにも脳への情報量(ストレス)が多くなります。
そのため、ストレスが多いときほど、何もかも捨てたくなるような衝動に駆られやすいと思っていていいでしょう。
選択肢を減らしたいとき
選択肢を減らしたいときにも、部屋のものを全部捨てたい衝動に駆られることがあります。
人は、目の前のことに集中したいという心理状態のときに、必要なものしか持ちたくないという気持ちが強くなることもあります。
私たちの人生は、様々な選択の連続で毎日が流れていきます。
そんな選択肢が多くなるときほど、迷う時間が増えてしまい疲れてしまうんですよね。
選択肢を減らしたくなるのは、そうした心の余裕を求めているときであって、部屋など身の回りのものを全部捨てたくなるのも心の余裕を保つためでもあるんです。
自分をリセットさせたいとき
自分をリセットさせたいときにも、部屋のものを全部捨てたくなることもあります。
人は、いつどこでもものに囲まれて生きていますが、生きていく中で周りにあるものが自分に合わなくなってくるときもあります。
例えば、今までの自分よりもさらにステップアップしたときや新しい趣味が見つかったときなどが当てはまりますよね。
今までの自分とは違った自分に生まれ変わったときなど、身の回りの環境や部屋のものなどもリセットしたくなることもあるんです。
それだけ、心が成長した証とも言えます。
今の自分にとって相応しくないと感じるものがあるときほど、全部捨てたくなるんです。
部屋のもの全部捨てたい衝動が出たときは心と向き合うとき
「部屋のものを全部捨てたい!何もかも捨てたい!」なんて衝動が出てくる心理状態は、今話してきたような自分の心身に何か変化が起きているときと思っておきましょう。
そして、何もかも捨てたい衝動が起きたときは、しっかりそのときの自分の心と向き合う時間を作るようにすることが大切なんです。
これは、自分の成長や価値観の変化が起きている時期とも言えますからね。
今までの自分の価値観が変わり、要らない執着を捨てようとしてるタイミングでもあります。
しかしながら、人の心は潜在的に変わりたくない願望が強いとも言われています。
そのため、スムーズに今の自分の気持ち通りに素直に動けない人もいるでしょう。
事実、部屋のものを全部捨てたいときや何もかも捨てたい衝動に駆られることがあっても、きっと上手く行動に移せる人は少ないですよね。
例として、捨てたいものがあっても、色々もったいない気持ちが出てきては捨てれないこともありませんか?
捨てたいのに捨てれないってのは、自分の成長や価値観の変化などに対して、環境が変わることへの恐怖や不安があるのが原因です。
こうした潜在的な心の中での葛藤と戦っているときほど、何度も自分の心の気持ちと向き合おうとして捨てたい衝動に駆られることも増えるんです。
そのため、自分の心と向き合うことや思い切って断捨離をすることができれば、きっと心がスッキリしてより成長した自分を感じられるかもしれませんよ。
世の中には、こうした自分の心と向き合うために断捨離をする人も多いです。
決して、恐れることではありません。
事実、断捨離をしたことがある人の割合としては、GEOの統計では以下のような結果が出ています。
引用:GEO
このように、部屋のものや身の回りのものを捨てたくなるような衝動に駆られて断捨離をする人も多いんです。
何もかも捨てたい衝動に駆られることを悪いことだと思わなくていい
こうした何もかも捨てたい衝動に駆られるような自分のことをおかしいのではないかとマイナスに捉える人もいますが、そんなことはありません。
自分から湧きだす感情のほとんどは、何かしらの深い意味を持つからです。
そのため、捨てたい衝動に駆られるときも何かしらの自分からのサインと思っておきましょう。
きっと、
- 自分が何かを求めているとき
- 自分が何か次に進もうとしているとき
- 自分が何か救いを求めているとき
など。
自分の気持ちを知るチャンスだと思うことが重要なんです。
きっと、こうした自分の気持ちをマイナスに受け取るのではなく、プラスに受け入れることができれば、今後の人生においても良い方向に傾くことは増えるかもしれませんよ。
【捨てたら楽になる方法】断捨離するときの注意やコツ!
部屋のもの捨てたいなどの何もかも捨てたい衝動に駆られたとき、心のまま捨ててしまえば後で後悔することもあります。
そんな失敗をしないために、断捨離などのものを捨てるときの注意点やコツもご紹介していきます。
捨てるものと捨てないものを分ける
計画性なく衝動的に捨ててしまうと、「捨てなきゃよかった…。」なんて後悔することもあります。
そのため、失敗しないためにも捨てるものと捨てないものを分けるようにしましょう。
要るものと要らないものを整理するだけでも、気持ちはスッキリします。
二度と手に入らないものは慎重に捨てるか考える
捨てるものの中でも、先祖代々伝わるものや記念品など、二度と手に入らないものや思い出のものもあるでしょう。
そうした思い入れのあるものは、人間の価値観を形成する上でとても大切なものです。
捨てたい衝動に駆られたときに勢いのまま捨てるのではなく、慎重に決めるようにしましょう。
今の自分にとって必要性のあるものか、そうでないか考えましょう。
自分の成長のためには捨てるべきと思ったときは、捨てればOKです。
捨てるか迷ったときは本音を大切にする
断捨離を行う一番のメリットは、部屋の中を綺麗にすることよりも心の中をクリアにさせることです。
そのため、どうしても捨てるか迷ったときは、自分の本音に耳を傾けてみましょう。
本当はどうしたいのかは、きっと答えは決まっていることが多いからです。
何か要らない執着心によって捨てることを恐れているなら、捨てたいのが本音でしょう。
そんな本音に耳を傾けることが、自分にとっての心と向き合うことに繋がるんです。
まとめ
このように、部屋のもの全部捨てたいと思う心理や何もかも捨てたい衝動に駆られるときは、自分の心と身体に何か変化が訪れているときです。
そのため、捨てたい欲に従って断捨離を行うことで、今よりも良い環境に変わることや自分の成長に繋がることもあるでしょう。
とはいえ、ただ捨てればいいわけでもなく、衝動的に捨ててしまっても後悔することもあるでしょう。
もしも、自分のためになるような断捨離をしたいなら、今回ご紹介した部屋のもの捨てたいと思ったときの注意やコツを参考の一つにしてみてください。
この記事が、少しでも誰かの役立つ情報になっていれば嬉しいです。