パワーストーンの中でも定番なアメジストですが、スピリチュアル的にも不思議な力やすごい効果があると評価が高い石です。
しかしながら、一部の人では怖い体験談などもあったりするんですよね。
こうした力を持つ石ほど相性もあるので、人によってはマイナスに力が働いてしまうことがあるのは仕方ないのかもしれませんけどね。
そこで今回は、そんなアメジストの特徴など、石の力や魅力について解説していきたいと思います。
アメジストの歴史や名前の由来
アメジストの歴史は長く、古代ギリシャにまで遡ります。
古代エジプトの3代目ファラオであったジェルの墓からは、アメジストのブレスレットが一緒に発見されたと言われています。
それだけ、古くからアクセサリーとして愛用されていたことが分かります。
また、中王国時代のエジプトでは、太陽を司る神の化身として扱われることもあり、主に上流階級の人々に与えられていたものと言われていたそうです。
アメジストの色は人工的に作るのが難しい石ともされていて、非常に貴重なものとして扱われやすく、高貴な身分の人々しか手にできなかったそうです。
アメジストの名前の由来は、古代ギリシャ語で酔わない人を意味するamethustosが語源とされています。
他にも、ギリシャ神話に登場するお酒の神様でもあるディオニュソスが、ピューマに人間を襲わせようとしたことがアメジスト誕生のきっかけとも言われています。
また、他にもピューマの最初の標的となった月の女神アルテミスを仕えるアメジストをアルテミストが石に変えて助けたことが名前の由来という説もあります。
アメジストの石言葉や特徴(鉱物データ)
アメジストの石言葉は、以下のような意味があるとされています。
アメジストの石言葉 |
高貴、誠実、真実の愛、心の平和、相思相愛、絆を深める、浄化 |
このように石言葉を見ると、愛や平和などの人間関係を良好に保つような言葉が多い傾向があります。
高貴などの言葉から、上流階級などの選ばれた人が持つようなイメージを持つ石でもありますよね。
アメジストの特徴(鉱物データ)については、以下の表をご覧ください。
アメジストの特徴(鉱物データ) | |
和名 | 紫水晶(むらさきすいしょう) |
モース硬度 | 7 |
比重 | 2.65 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 紫、淡い紫、緑など |
産地 | ブラジル、ウルグアイ、インド、ロシア、マダガスカル、カナダ、メキシコ、アメリカ |
アメジストの不思議な力やすごい効果
それでは、アメジストに伝わる不思議な力やすごい効果についてご紹介していきます。
マイナスエネルギーをプラスに変える
アメジストには、マイナスなエネルギーをプラスに変える力があります。
宇宙との繋がりが強いとされる眉間から頭頂にあるチャクラがアメジストと同じ紫色であることから、エネルギーを整える石とも言われています。
第六感を高める
アメジストには、冷静な判断力を高める力があります。
中でも、冷静な判断力は第六感を高めるとされ、直感が冴えるよう力が働きやすいとされています。
いつでも、正しい判断や行動ができるように持ち主を導いてくれる石と言えるでしょう。
邪悪なものから身を守る
アメジストは、邪悪なものや存在を見極め悪いエネルギーから持ち主を守るとされています。
また、持ち主がネガティブな思考に縛られ悩んだときや人間関係でのトラブルが起きたときには、問題を解決するかのように持ち主を守る場面もあるでしょう。
良縁を招く
アメジストは、愛の守護石とも呼ばれています。
そのため、真実の愛を守り抜けるような良縁を招く力(ご縁を結ぶ)があるともされています。
片思いの相手との恋愛成就としても力が働くこともあり、恋愛運を上げる石としても愛されている一面もあります。
本質を見抜く力を高める
アメジストは、霊的なエネルギーがとても強い石ともされています。
そのため、持ち主の物事の本質を見抜く力を強める石としてスピリチュアル界隈でも人気なんです。
持ち主を悪縁や邪悪なエネルギーから遠ざけるような判断力を高める石にもなるでしょう。
アメジストが合う人の特徴
アメジストの力に合う人の特徴についてもご紹介していきます。
中でも、アメジストが合う人の特徴は、
- 後ろ向きから前向きに気持ちを切り替えたい人
- 良縁や新しい出会いに繋がるような勇気や行動ができるようになりたい人
- 不安から冷静な判断を欠けてしまいやすい人
- 嫌なことばかり起きやすい人
など
自分の目的とアメジストの力が合った人ほど、手にすることで良いお守りになるかもしれませんね。
アメジストの色の種類と意味
一般的にパワーストーンとして販売されているアメジストには、他にも色や種類があります。
色や種類によって、以下のようにスピリチュアルに込められた力や意味も違うとされているので参考にしてみてください。
アメジストの色や種類 | スピリチュアルな力や意味 |
ラベンダーアメジスト | 魔除け、浄化 |
グリーンアメジスト | 恋愛(良縁/新しい出会い)、良好な人間関係 |
ケープアメジスト | 集中力を高める、冷静さを高める |
アメジストエレスチャル | ヒーリング、知恵や閃きを高める |
アメジストは人を選ぶと言われる真相
パワーストーンの中でも、アメジストは持つ人を選ぶ石と言われています。
中でも、アメジストの中には、人間よりも自然界に対してエネルギーを使うような石も存在します。
そのため、人に対する波長(波動)やエネルギーと合わないこともあるため、返ってエネルギーバランスを崩してしまうこともあるわけです。
基本的に持ち主や人を選ぶとされる石ほど、慎重に見極めなければなりません。
自分が石(アメジスト)から選ばれているかどうか見極める方法としては、直感です。
もしも、パワーストーンショップなどに行ったときに、引き寄せられるかのようにアメジストに目が行くときや魅力を感じたときは持ち主として選ばれた証でもあるでしょう。
きっと手にすることで、アメジストのスピリチュアルな力も発揮してくれるかもしれませんよ。
アメジストの霊的な怖い話【体験談】
ネット上には、アメジストを手にした人の口コミの中に、怖いという表現を使う人もいます。
これは、アメジストが霊的エネルギーが強いことに関係していることが多いようです。
中でも、霊的な感受性が高い人ほど、そのアメジストの霊的なエネルギーを感じ取りやすく、不気味な違和感を感じたりすることもあります。
この不気味な感覚を怖い感情として受け取る人は多いのでしょう。
また、こうした霊的なエネルギーが強い石(アメジスト)ほど、悪いエネルギーを溜め込みやすい傾向もあるので定期的な浄化も必要とします。
この定期的な浄化を怠ってしまって悪いエネルギーを溜め込みすぎてしまえば、石から嫌なオーラやエネルギーが発しやすくなることもあるためです。
そんな石から発する嫌なオーラやエネルギーを感じ取ってしまった人ほど、悪寒や怖いなどの感情が湧き出ることもあるんです。
このようなアメジストに怖い感情を抱く人は、きっと霊的な感受性が高いか、定期的な石の浄化を怠っているだけの可能性もあると思っておきましょう。
アメジストの不思議体験
アメジストを手に入れた人の中には、不思議な体験をしたことがある人も多いと言います。
例えば、アメジストを身につけていたおかげなのか、事故にあったときに奇跡的に軽いケガで済んだ話など。
中でも、アメジストが割れていたことから、身代わりになってくれたのではないかと感じる人も多いようです。
また、アメジストの色が濁るときほど、ピンチに襲われてもなんとかなるなんて話もあります。
こうしたアメジストの恩恵とも言えるような不思議な体験をしている人は結構いるようですよ。
アメジストの霊的な強いエネルギーが、持ち主を危険から守ってくれているのかもしれませんね。
アメジストと相性の良い石
アメジストと最も相性の良い石は、ローズクォーツとされています。
ローズクォーツは、恋愛の石として認知度も高く女性に人気です。
アメジストとローズクォーツの組み合わせは、より良縁を引き寄せやすくするだけでなく、深い愛を築ける関係へと導いてくれると言われています。
アメジストと相性の悪い石
打って変わってアメジストと最も相性の悪い石は、基本はないとされています。
それだけ、あらゆる石と順応しやすく組み合わせがしやすいアメジストですが、シャーマナイトはアメジストと違って恋愛とは無縁な石ともされています。
そのため、一部の人からはシャーマナイトはアメジストの持つ恋愛の力を半減させる可能性があるのではないかと考えられています。
アメジストのスピリチュアルな利用方法
ここでは、今後アメジストの購入を考えている人のためにもスピリチュアルな利用方法についてご紹介していきます。
アクセサリーとして
アメジストは、霊的エネルギーが強くチャクラを活性化させるパワーストーンと言われています。
中でも、愛を意味する石言葉を持つのでハートチャクラとの相性も良く、ネックレスとして身につけるのもいいでしょう。
もちろん、ブレスレットとして身につけても、アメジストの力が半減するわけでもないので安心してください。
原石の置物として
アメジストの原石を置物として使用する場合は、部屋の入り口や部屋が見渡せる場所に置くのがおすすめです。
外部からの悪いエネルギーや邪気を跳ね返してくれます。
アメジストの正しい取り扱い方法と注意点
ここからは、実際にアメジストを使用するときにあたっての正しい取り扱い方法や注意点についても話していきます。
置いてはいけない場所
アメジストは紫外線に弱いため、太陽の光に長時間当たっていると退色する可能性があります。
そのため、直射日光の当たる場所には置かないようにしましょう。
また、スピリチュアル的にアメジストを置いてはいけない場所もあります。
アメジストは、太陽光だけでなく水にも弱い石とされていますので、トイレや浴室などの水の気やエネルギーが流れやすい所は避けたほうがいいでしょう。
本物と偽物の見極め方
アメジストにも本物か偽物があるとされています。
見極めるポイントは、温度と軽さです。
本物のアメジストは、触ったときに冷たさを感じることが多く、偽物のアメジストは冷たく感じません。
偽物はガラス製で作られていることが多いので、持ったときに軽いのも特徴です。
ガラス製のアメジストは安く作ることができるので、石自体の透明度が高く大きい割には安価な値段で売っています。
より自然で天然なアメジストを探すなら、この温度と軽さは一つの見極めるポイントとして覚えておきましょう。
お手入れ方法や保管方法
モース硬度が7あるアメジストは、比較的に頑丈な石ではありますが、傷つきやすい石でもあります。
そのため、宝石ケースなどの衝撃に強いものに入れて保管するのがベストです。
浄化方法
石本来の力を最大限にまで引き出すには、定期的な浄化は必要です。
それは、アメジストも同じです。
アメジストの浄化方法は、
- 塩
- 月光浴
- ホワイトセージ
- 水晶クラスター
この辺が定番です。
中でも、ホワイトセージの浄化方法はおすすめです。
ホワイトセージの煙にくぐらせるだけで、アメジストに溜まった悪いものを浄化できます。
よく粗塩での浄化をおすすめする人もいますが、原石に傷がつくこともあるので、あまりおすすめもしません。
まとめ
このように、アメジストは、様々なスピリチュアルな不思議な力やすごい効果を持った石なんです。
しかしながら、知名度が高く持っている人も多いために、怖い噂や不思議な体験談を語る人もいます。
また、霊的なエネルギーが強く持ち主を選ぶ石と言われる一面もあるために癖もありますが、直感的にアメジストの魅力に惹かれた人は選ばれた証です。
興味を持った人にとっては、良いお守りになることもあるかもしれませんよ。
この記事が、少しでも誰かの役立つ情報になっていれば嬉しいです。