よく優しすぎる人っていますよね。
相手のことを思って行動できる人ってのは、素晴らしいことです。
しかし問題なのは、自分を犠牲にしてまで人に優しくなりすぎてしまう人がいること。
優しすぎる人ほど生きづらい!人生で損することが多い理由
優しい人というだけで、印象が良いですし、人から好かれやすいイメージがありますよね。
でも、
- 印象が良くなりやすい
- 人から好かれやすい
このメリットが問題を起こす原因になるんです。
世の中には、「人から良く見られたい!」なんて思いが強い人は多いですよね。
そういう人ほど、「優しすぎる!」なんて言われるぐらい頑張って相手に奉仕し続けてしまうんです。
ここで問題なのは、自分が苦しくなるまで頑張って優しさを振りまこうとしてしまうこと…。
そんなの気疲れしてしまうし、人生も生きづらくなるのも当たり前ですよね。
人に尽くしすぎてしまう人も同じ。
人に奉仕すればするほど、人からの印象は上がるかもしれない。
でも、自分を犠牲にしてまで頑張って奉仕していれば、いつかは体調崩してしまうんですよ。
これは、自分よりも他人を優先して生きすぎてしまうのが問題なんです。
人に優しすぎる人も、こうした同じ現象が起きているってこと。
人に優しさをあげすぎている。
これって、相手は得することが増えて、自分は損することのが多くなるんです。
それは、本当の優しさとは言えない。
本当の優しさって、自分に余裕がある状態のときにしか出せないもんだからです。
優しすぎる人に隠された心理状態
なんで、そんなに必要以上に人に優しくするのか?
優しすぎる人には、ある心理状態があります。
嫌われたくない
とにかく人から嫌われたくない気持ちが強い人ほど、人に必要以上に優しさを振りまいてしまう。
人間って不思議で、自分を好いてくれる人よりも、自分を嫌いになる人のほうが気になってしまうんですよね。
どうにかしてでも全員から好かれたいし、嫌われてショックを受けたくない気持ちもある。
だから、人の頼みは断れなかったり、なんでも相手のために頑張ろうとしちゃう優しすぎる人ってのは生まれるんです。
自分を犠牲にしてでも頑張って相手に優しさを振りまくようになってしまうのは、こうした心理からも来ているかもしれません。
孤独になりたくない
嫌われたくないの裏には、孤独になりたくないという気持ちが隠れていることもあります。
独りになる怖さ、不安は計り知れないですよね。
孤独にならないようにするには、人から好かれるような人間になる必要がある。
そのために、優しさを振りまくのが手っ取り早いと思い込んんでしまうんですね。
優しい人ほど、人から好かれやすいのは事実ですしね。
嫌われることも少なく、孤独になることもないと思い込んでしまうのも仕方ない。
そういう思い込みが強くなるほど、「無理してでも人に優しくならなきゃ!」と頑張っちゃうんです。
自己肯定感が低い人ほど、優しすぎる人間になりやすい
普段こんな口癖の人いませんか?
- 自分なんて…。
- 自分にはできない…。
- 自分じゃ無理…。
こういった自己肯定感が低くなっていませんか?
実は、自己肯定感が低い人ほど、人に優しくしすぎてしまう傾向があるんです。
理由としては、自分に自信がないことが原因です。
自分に自信がないと、色々な悪い思い込みをしやすくなります。
例えば、
- 自分が〇〇したら、嫌われる。
- 自分が〇〇したら、みんな離れていく。
- 自分が〇〇したら、きっと悪口を言われる。
- 自分が〇〇したら、怒られる。
自分に自信がないと、なんでも何かするたびにこうした悪い予測ばかりしてしまいますよね。
こういった自分の自信のなさの表れから、行動も消極的になってくるんです。
そして何より、自分を見せない、自分を出さなくなる。
最終的に、自分らしさを失っていく人が多いんですね。
本当の自分を出したら、きっと何か悪いことが起きるという思い込みが強いからです。
だから、自分の悪い思い込みが現実にならないように、必要以上に人からの評価を気にしたり、人に気に入られようと人に優しくしようとするんです。
生きづらい生き方から脱出!自己肯定感を上げる方法
人に優しくすることは良いことですが、あくまでも自分に余裕がある範囲内でするのが絶対条件です。
自分が苦しくなるまで、自分を犠牲にしてまで人に優しさを与えてしまっている人は、きっと人生も生きづらくなっているはず。
そんな生きずらい損する生き方から抜け出す方法はあります。
それは、自分に自信を持ち、自己肯定感を上げることです。
自分に自信を持てる方法、自己肯定感を上げる方法、そして何の意味があるのか、詳しく解説していきます。
一つの参考にしてみましょう。
悪い思い込みを外す(現実を知る)
まず、優しさを振りまかないといけない生きづらい環境から抜け出すには、悪い思い込みを外すことが大切です。
思い込みを外すための魔法の言葉は、「自分らしく生きていても、優しくなくても大丈夫!」です。
例えば、必要以上に人に優しくしなくても、何も悪いことは起きないこともあるってこと。
こうした現実も知るべきです。
逆に言えば、どんなに優しさを振りまいて頑張っていても、悪いことは起きることもある。
要するに、自分の思い通りにはいかない現実があるってことを知らないといけませんよね。
どっちに傾くか分からないなら、自分らしく生きたほうが得だと思いませんか?
悪い思い込みを回避するために、無理に人に優しさを振りまいていても、自分が苦しいだけです。
そんな苦しく不安な状態で振りまいた優しさなんて、きっと良い形では返ってこない。
とにかく、起きるか分からないような悪い思い込みに対して、自分を犠牲にしてまで人に頑張って優しさを与えなくてもOKってことです。
自分を責めない
なんでもかんでも、「自分なんて…。」と責めないこと。
自分を責めていても、何も変わらない。
ただ落ち込むだけ、もっと消極的になるだけ、もっと自分に自信がなくなるだけ。
それでは、悪循環ですよね。
自分を褒めろとも言わないけど、自分を責める必要もないことを知りましょう。
自分にダメなところがあるのは悪いことじゃない。
むしろ、それが普通なんです。
自分にダメなところがあっても良いんだ。
無理して人に優しくしなくても、良い人ぶらなくても良いんだ。
そう思えるようになったとき、生きづらい生き方から抜け出しやすくなります。
自分のダメなところは認める
自分のダメなところを見ては、劣等感で苦しんでいませんか?
でも、自分にダメなところあるのなんて普通なこと。
完璧人間なんて存在しない。
どれだけ自分が完璧だと思えるようになっても、周りからは完璧とは思われていないかもしれない。
それだけ、自分の認識と他人の認識は違うもの。
逆に言えば、自分のダメなところを好きと言ってくれるような人も存在するんです。
まず大事なのは、自分のダメなところを受け入れたあとに認めること。
自分に自信を持ち自己肯定感を上げるには、自分のダメなところを受け入れることがまずは大事なんです。
自分のダメな部分を受け入れていれば、なんでもかかってこいや状態になりますよね。
自己肯定感って、「どんな自分もそれが自分!」と言えるようになることが大事なんですよ。
自分のダメなところも受け入れられると、こんなダメな部分がある自分でも好きになってくれる人がいることに気づき感謝するようになる。
嫌われないように生きようとするのではなく、今の自分を好きになってくれている人を大切にしようと思えるようになるんです。
自分の良いところも見る
なんでもかんでも自分の悪いところしか見ていないなら、自分に自信が持てなくて当たり前です。
誰にだって、良いところはあるもんです。
話すのが下手くそな人は、人の話を聞くことは上手だったりします。
自分には、ダメなところもあれば、良いところもある。
これを忘れないようにしましょう。
そして、どんな小さなことでも良いので、自分の良いところを探しては、自分に自信を持ってみましょう。
自己肯定感は、そういったところから上がっていきます。
自分に自信が付いてさえくれば、人の評価を上げようと必要以上に優しさを振りまこうとはしなくなるでしょう。
成功体験を積み重ねる
自分に自信を持ち自己肯定感を上げるのにもってこいなのは、成功体験を積み重ねることです。
何でも良いです。
どんなに小さなことでも、「できた!」と言えるようなことをやってみましょう。
一人焼肉でも、海外旅行でもOKです。
とにかく、自分にもできるところがある。
そう思えるような成功体験を繰り返していくと、「自分って意外に凄いな!」と思えるようになることも増えてきますよ。
こういった成功体験をきっかけに、「自分は凄い!」と自信を持てるようになることも、人からの評価を気にしなくなる方法です。
自分で自分を凄いと評価できているんだから、無理して優しさを振りまいてまで周りの評価を上げようとは思わなくなりますよね。
まとめ
このように、自分が生きづらくなるまで、人に優しすぎる人って多いんですよね。
しかしそれは、自分に自信がなく自己肯定感が低いのが原因かもしれません。
今回は、そんな生きづらい生き方を抜け出すため、自分に自信を持てる自己肯定感を上げる方法まで教えてきました。
この自分に自信を持って自己肯定感を上げていくと何が起きるのかと言うと…。
自分が苦しくなるまで頑張って人に優しさを振りまかなくても、自分は愛されると思い込めるようになるんです。
自分らしく生きていても、好かれることはあるし、好かれないこともある。
そう現実を受け止められるようになるんです。
こうした現実的な思考ができるようになれば、きっと今みたいに不安から優しさを振りまくようなこともしなくなります。
何を大切にし、何を捨てるべきなのかもハッキリしてきます。
これが、生きづらい生き方からも抜け出せるようになるコツなんです。
これができて初めて、自分に余裕を持った状態で、人に優しさを与えることができる人間になるんですよ。
この記事が、少しでも今よりも生きやすい人生に変わるきっかけになる人がいたら嬉しいです。