よく夜勤仕事をしている人から、「こんな生活続けていたら、人生すべてがおかしくなる…。」なんて言葉を聞きます。
昼夜逆転した生活ほど、何かしらのリスクがあるということなんでしょう。
今回は、そんな夜勤仕事をしていいく中でのリスクが、どう今後の人生を狂わしてしまう可能性があるのかについて体験談も含めてご紹介していきます。
夜勤はすべてがおかしくなる20のリスクとは
それでは、夜勤仕事を続けていくことで人生すべてがおかしくなっていく理由についてです。
そんな夜勤の20個のリスクを解説していきます。
誰とも休みが合わなくなる
夜勤をやっている人のほうが、割合的には少ないですよね。
日中に働いている人のが、圧倒的に多いのが現実です。
そのため、知り合いや友達と休みがまず合いません。
今まで会えていた人たちと会えなくなること、疎遠になってしまう可能性が高くなるんです。
家族と会える時間が減る
家族がいる人は、家族と会える時間が減ってしまいます。
家族を養っていくためには、仕方ないんですけどね。
しかし、もしも夜勤勤務がきっかけで家族とのコミュニケーションが減ってしまえば、色々と夫婦間での問題も増えやすいリスクもあるんです。
孤独感を感じやすくなる
友達や家族と会える時間が少なくなると、孤独感を強く感じるようになるのは当たり前ですよね。
メンタルが弱い人は、夜勤勤務をやるにつれて孤独感を感じやすく気持ちも落ち込みやすくなるでしょう。
食生活の乱れを起こしやすくなる
夜勤勤務は身体への負担やストレスが高まりやすく、ストレス解消のために食に逃げてしまう人も多いと言います。
中には、暴飲暴食をしてしまう人もいれば、中にはストレスで食が細くなってしまう人もいます。
また、夜間になると食事できる場所も限られてしまうために、高カロリーなものや添加物の入ったお弁当になりやすい問題もあります。
こうした食生活の乱れやすい環境は、将来的には健康面にもリスクが高くなると言えます。
太りやすい体質になる
体質的に、日中に太陽の日を浴びている人とそうでない人では、太りやすさも違うという話もあります。
参考:WACOAL
夜勤勤務の人のほうが食生活の乱れやすいのも関係がありますが、代謝が悪くなりやすい傾向があり太りやすいんです。
将来的にも、健康面へのリスクが上がりやすい傾向があるでしょう。
睡眠コントロールが上手くできなくなる
日勤と夜勤が両方あるようなシフト勤務は、毎日の勤務時間が不規則です。
そのため、睡眠コントロールが上手くできなくなってしまう人も多いんですよね。
よく介護士や看護師さんに多いですよね。
毎日寝る時間がバラバラだと、どうしても睡眠も上手く取りずらくなってしまったり、睡眠の質まで落ちていってしまいます。
それでは、毎日の疲労も取り切れずに、体調面でも問題が出やすいとも言えますよね。
若い頃なら頑張れてしまうもんでしょうが…。
年齢を重ねるごとに、何かしらの身体の不調が出やすいと言えるでしょう。
身体的な調子を崩しやすくなる
仕事のジャンルにも寄るかもしれませんが、日中の陽に当たる時間が減ったり、睡眠時間が不規則だと、夜勤勤務は疲労が溜まりやすい傾向ありますよね。
そうなると、疲労感によるだるさ、肩こりや腰痛などになりやすい人も多いんです。
通常とは異なる勤務時間は、自分の身体へ与える影響は大きく負担をかけている可能性は十分にあると言えるでしょう。
精神的な調子を崩しやすくなる
自分の知り合いの看護師や介護士に多い話ですが、夜勤勤務があるような不規則な働き方をしている人ほど、精神的にも弱くなってしまうと言います。
精神的苦痛で、仕事を辞めてしまう人も多いようです。
それだけハードなんでしょうね。
もちろん、一度体調を崩した精神的な病は、すぐに良くなるとは限りません。
そう考えると、それなりなリスクがある仕事とも言えるでしょう。
病気になりやすくなる
夜勤勤務と健康への影響の関連性として、以下のような話もあります。
夜勤が健康に与える影響には中長期的なものと短期的なものの2種類ある。
中長期的な影響の中で最も深刻なのは生活習慣病やがんに罹患するリスクの増大だ。夜勤に従事してから5~10年ほどで糖尿病や高脂血症などの生活習慣病のリスクが、10年以上の勤務で直腸がん、子宮がん、乳がん、前立腺がんなどのリスクが高まるとされる。2007年にWHOの関連機関である「国際がん研究機関」は「交代勤務に発がん性あり」と認定したので一時大騒ぎになった。
引用:ナショジオ睡眠
このように、どうしても夜勤勤務をするにつれて、何かしらの健康に影響を及ぼしてしまう可能性やリスクがあるようです。
人間関係のトラブルが増えてくる
夜勤勤務になると、今まで話してきたようなリスクやデメリットが多くあるため、まずストレスが発散しずらい環境なんですよね。
中には、こうした環境に不満を持ち始めイライラしながら過ごすようになる人もいるでしょう。
そうなると、ちょっとしたことで怒ってしまったり、誰かのほんの軽はずみな言動にもイライラしてしまいやすくなります。
そんな環境にいると、喧嘩や言い合いなどの人間関係のトラブルに繋がる恐れも高くなるんです。
仕事のミスが増えてくる
日中や夜勤の両方がある不規則勤務の場合、どうしても睡眠コントロールができなくなります。
そうなると、頭がぼーっとしてしまい仕事でのミスが増えてしまう人もいます。
業界によっては、ヒヤリハットのような大きな事故に繋がる可能性も上がるんです。
これは、気をつけなければならない内容になってくるでしょう。
事故を起こしやすくなる
夜勤勤務に慣れている人なら大丈夫かもしれませんが、夜勤勤務になれていない時期の人ほど交通事故にも繋がりやすい。
眠い中で運転してしまえば、居眠り運転になってしまう可能性もあります。
ぼーっとして歩いていることが増えれば、車に轢かれてしまう可能性もあるんです。
たばこやお酒に逃げやすくなる
夜働いていると誰かと会う頻度も減るため、ストレス解消がタバコやお酒に逃げてしまう人もいます。
タバコやお酒は、いつでも一人で気軽にできますからね。
ある程度のコントロールできていればいいですが、ストレスあるたびに吸ったり飲んだりしていたら、身体の負担も大きいでしょう。
無駄な出費が増えやすくなる
色々と夜勤を原因に身体の不調が増えてくると、医療費やら通院費などの出費も増えます。
中には、健康グッズなどの無駄な出費が増えてしまう人も少なくありません。
こうした出費が増えやすいのも、この業界あるあるかもしれませんね。
出会いがなくなる
独身の人ほど、夜勤勤務をしていると出会いがなくなってしまうでしょう。
また中には、夜勤などの不規則勤務に対してマイナスなイメージを持っている人もいます。
出会えることがあっても、恋が実る確率も下がってしまうかもしれないでしょう。
仕事を辞めても、なかなか時差ボケが治らない
何年も夜勤勤務を続けてきた人の中には、仕事を辞めた後でも、なかなか時差ボケが直らない人も多いようです。
これは、長年の夜の生活スタイルが習慣化されてしまったことが原因なので仕方ないんですよね。
こういった時差ボケが直らず体調を崩してしまう人もいるため、辞めた後も注意が必要なんです。
外見も老けて見えるようになる
夜勤勤務になると、睡眠の質や生活習慣や食生活まで乱れる可能性があると話しました。
そうなると、どうしても身体などの老化も進みやすくなってしまうんですよね。
不規則な仕事になればなるほど、外見が老けて見えるようになってしまう人は多いんです。
好きなことができなくなる
夜に働いていると、どうしても日中に動けるときが減ってしまいます。
そうなると、やりたいことができない、行きたいお店に行けないなどの問題も起きやすくなってしまいますよね。
夜勤が多い人ほど、外出する頻度も減る傾向があるんです。
これだと、なかなか充実した日々を送るのが難しくなってしまいますよね。
普通の仕事ができなくなる
夜勤に慣れてしまうと、どれだけリスクがあると分かっていても普通の仕事に戻れなくなると言います。
誰でも、新しい環境に飛び込むのって抵抗ありますよね。
仕事を辞めても、一番慣れている環境に似た仕事を選んでしまう人も多いと思います。
これは、夜勤仕事をしている人にも見られることです。
どうしても、夜勤という特殊な環境で仕事してきたわけです。
今更日中の仕事をしようとは思わない人も多いんです。
こうした健康に負担の少ないのは日中の仕事だと分かっていても、新しい環境に飛び込むことが億劫になってしまうのは問題になるでしょう。
夜勤をするほどすべてがおかしくなる人生が狂い出していく理由
このように、夜勤にはそれなりなメリットもあることもありますが、リスクなどのデメリットもたくさんあるんです。
その中でも、人生を狂わすほどのリスクとして大きく影響するのは、健康面ですかね。
どれだけ夜勤に慣れている人でも、長年やればやるほど身体だけでなく精神面でも問題は出やすくなる可能性があります。
夜勤も日勤も、どっちが良いかに正解はありません。
これは、人それぞれの環境や求めているもので合う合わないがあるでしょうから。
でも、健康面の負担だけを考えると、夜勤のほうが負担は大きいと言えるでしょうね。
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夜勤仕事によって人生のすべてがおかしくなった人の体験談
ネット上には、実際に夜勤仕事によって人生のすべてがおかしくなった人の体験談もあったりします。
中でも、夜勤による問題で多かったのは以下3つのことでした。
家族関係の崩壊
夜勤仕事がメインの人ほど、どうしても家庭を持っている人なら家族との関りがなくなります。
当然、パートナーが理解してくれる人ならいいでしょうが、全員がそうとは限りません。
そのため、パートナーともすれ違うことが増える家庭もあれば、喧嘩することも増えて離婚にまで発展してしまうことも少なくない。
奥さんから、「仕事ばっかりで家族との時間もう少し作ってよ!」と言われてしまえば、「誰のために夜中まで寝ずに仕事頑張っていると思っているんだ!」と言い返してしまう夫もいる。
こうした言い合いは、夜勤によってじっくり話せる時間や機会が減ってしまったことによるものです。
こうした夜勤をきっかけに家族関係の崩壊を招く人たちは、実際に多くいるんです。
友人関係を失った
夜勤仕事をしている人は、日勤で働いている人よりも珍しいことのが多いですよね。
そのため、友人からの遊びや飲み会の誘いが来ても、時間が合わないことで断ることも増えます。
夜勤をきっかけに友人からの誘いを断ることでの怖いところは、
「ノリが悪いと思われてしまい嫌われてしまった…。」
「会いたくないから断ってるんじゃないかと勘違いされて気まずくなった…。」
「忙しいやつだと思われて、遊びも飲み会も誘われなくなってしまった…。」
こんなすれ違いによって、友人関係を失ってしまった人も多いようです。
夜勤ってのは、こうした周りとの労働時間の違いによって会う機会が減ることもあるため、友人関係が浅くなってしまう人も結構いるんです。
ネガティブ思考が強く現れるようになり幸福度が減った
どうしても、夜勤仕事があると生活習慣が乱れやすくなります。
そのため、身体が病弱的になる人や精神的に弱くなってしまう人も多いと言います。
自分の知り合いにも多いですが、夜勤をするようになってからネガティブ思考が強くなったという体験談を語る人は多いです。
これは、寝る時間もバラバラになって不眠気味になることも増えたり、人との関りが減ることなど、幸福感を得られる場面も減りやすいためだと言えます。
こうした夜勤という通常の生活とは異なる世界で生きているために、心身の乱れが起きやすい環境のために人生への幸福感が減ってしまうことはよくあるようです。
夜勤がある仕事一覧
ここまで、夜勤によって人生のすべてがおかしくなってしまう人は多いと話しました。
とはいえ、一般的に夜勤のある仕事ってどれぐらいあるのか気になる人もいますよね。
一般的に言われている夜勤仕事として有名なのは、以下の業種です。
- コールセンター
- 病院の夜間受付
- 医療事務
- 看護師
- 介護士
- ホテルスタッフ
- 清掃員
- 警備員
- 交通誘導員
- 土木作業員
- タクシー運転士
- トラックドライバー
- 工場勤務
- 倉庫勤務
細かく言えばもっとあるでしょうが、一般的に思い浮かべるのはこの辺でしょう。
意外に、世の中には夜勤勤務の仕事をされている業種の人は、こうしてたくさんいるんです。
どの業種もなくてはならないものばかりで、感謝しなければならないことですよね。
いつも、ご苦労様です。
夜勤勤務には生産性がない?
こうして自分たちが寝ている間にも働いてくれている人たちがいる。
世の中のために頑張っている人がいると思うと感謝でしかありませんが…。
しかしながら、夜勤勤務自体の生産性はあるのかというと、あまり生産性はないと言われているのも現実です。
もちろん、夜勤勤務じゃなきゃいけない理由がある人もいるでしょうけどね。
給料が高いから、生きていくため、食っていくため、家族を守っていくために夜勤で働いている人もいるはずです。
あくまでも、今回の話は夜勤によっておこるリスクについての話です。
決して否定しているわけではないので、ご了承ください。
夜勤を続けていくならリスクを最小限にしながら過ごすべし
いくら夜勤仕事にはデメリットが多いとはいえ、夜勤の仕事が悪かというと、そんなことはないですよね。
もちろん、夜勤だからこそメリットを感じている人もいるでしょうし、夜勤仕事をしている人がいるおかげで成り立っている世の中だってあります。
結局、自分が良ければすべてよしなんです。
「家族のためなら、夜勤なんていくらでも頑張れる!」なんて人もいるし、それでいいんです。
ただ、できれば夜勤の環境で働いているのであれば、少しでもリスクを減らすような環境にすることは大切なことでしょう。
中でも、身体や心に負担をかけない生活を心がけることが、長く健康的に夜勤勤務をしていくためには必須なことですからね。
夜勤での身体へのリスクを最小限にするためには、
- なるべく好きなことをしてストレス解消する。
- 睡眠の質を高めるために、マットレスや枕を良質なものに変える。
- 食生活は、野菜をしっかり取り、栄養バランスを考える。
- 深呼吸することを増やし、身体や心をリラックスする。
- ゆっくり湯船に浸かり疲労を溜め込まないようにする。
- 定期的にリラクゼーションなどを利用して、リフレッシュする。
この辺が取り組みやすくおすすめです。
健康に良さそうなことはなんでも取り入れるほうが、夜勤による身体への負担も最小限にして仕事ができるようになるでしょう。
是非、自分の身体を守ると思って意識できる場所や環境は変えてみましょう。
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まとめ
このように、「夜勤の仕事をしていると、人生のすべてがおかしくなる!」なんて言う人がいるのは、こうしたリスクやデメリットが多いからなんです。
とはいえ、夜勤の仕事をしないほうがいいって意味ではありません。
結論としては、環境が自分に合っているかどうかが重要です。
また、少しでも夜勤により起きるリスクを回避するためにも、健康面だけは徹底できる部分はしておいたほうがいいってことです。
一つでもリスクを抑えることが、夜勤というハードな環境でも健康的に長く続けていくためのコツになるでしょう。
少しでも、この記事が役立つ場面があれば嬉しいです。