月曜断食だけではなく極端な食事制限を行うと、体のだるさ・頭痛・吐き気など好転反応と言われる体の反応が出てしまうことがあります。
これには個人差があるので、まったく出ない人もいれば強く反応が出てしまう人もいます。
中には間違った方法を行ってしまうことで、好転反応が強く出てしまっている方もいるので、断食系の健康やダイエット法を行う方は、最低限の対処や予防法などの情報を集めることは大切です。
好転反応は、本来は医学的根拠はない
好転反応は一般的には、
- 体がデトックスする際に起こるサイン
- 体が良くなるときの前兆
このように言われることがあります。
しかし、勘違いしないでほしいのが好転反応について厚生労働省では、以下のように捉えられています。
基本的に、好転反応は何の医学的根拠もなく、厚生労働省でも認められていません。
ダイエット食品や痩せ薬と称して、多くの方が健康的被害に遭っていますから、中には注意が必要なものもたくさんあります。
出典:厚生労働省
好転反応は必ずしも〝体が良くなる前の前兆とは限らない〟のです。
万が一、強い症状が出てしまった場合や体調不良が長引く場合は、医師や断食専門家などに相談することが大切です。
体のことですので、決して軽はずみに自己判断はしないように気を付けましょう。
月曜断食や断食などによる好転反応のメカニズム
普段私たちが口にしているものには、添加物などが含まれていることが多く、これらは長年摂取していくうちに体に毒素や老廃物として蓄積していきます。
月曜断食では、一時的に食事を制限することで胃腸を休ませ内臓機能を高められます。
体の中の毒素や老廃物をデトックスすることを促すことを目指すことが出来るんです。
この断食のデトックスの際に、体の中では何が起きるのかというと…
人は食事を抜いて約24時間ほど経つと、体の中では〝オートファジー(自食作用)〟という生理現象が起こると言われています。
このオートファジーとは何か?
断食で体が一度、饑餓状態になることで体の中では不足するブドウ糖を補うために、肝臓からケトン体が生成されます。
このケトン体とは、激しい運動・ストレスなどを受けると分泌される物質です。
ケトン体が生成されることで、オートファジーが発生しやすくなり、余分な細胞を減らし脂肪代謝として働いてくれるんです。
このメカニズムの際に、好転反応のような体の不調が現れやすいと言われています。
月曜断食による好転反応を最低限に抑える5つの対処法
実際に、調べてみると月曜断食は通常の何日も断食を行うようなファスティングとは違います。
完全絶食する日が、月曜1日のみと短い期間なので、通常の断食よりも好転反応が出る方は少ないように思えます。
しかし、中には頭痛・体のだるさ・吐き気などの好転反応を訴える人もいるみたいなので、注意は必要です。
今回は、少しでも月曜断食で好転反応に対する予防や、万が一出てしまったときの対処法をご紹介します。
始める前に準備食期間を設ける
本来、断食を行う際には胃腸に負担をかけないように、事前に準備食といわれる〝胃にやさしい食事を心がけて過ごす〟必要があります。
これは少しずつ断食に向けて、体を慣らす大切な期間です。
この準備食期間を行わないで、いきなり断食をしてしまうと…。
急激な栄養の低下(塩分や糖分など)によって、頭痛症状などを引き起こしやすくなってしまいます。
なるべく体に負担をかけないように、月曜断食を行う前には、この準備期間をしっかり行い体を慣らしておきましょう。
水分摂取量を気を付ける
月曜断食中や良食期間中は、普段よりも極端な食事が制限されるので、体の水分も普段よりも失いがちになります。
断食で一番危険なのは、好転反応だけでなく脱水症状なので、水分摂取量は気を付けるようにしましょう。
脱水は、ひどくなると意識障害なども起こし命の危険もあります。
断食では、1日の水分摂取量は水や酵素ドリンクを含め、2~2.5ℓ程度と言われています。
時間を決めて、こまめに飲みましょう。
酵素ドリンクを摂取する
断食中の頭痛や体のだるさは、体の栄養(塩分や糖分)が足りていないことで起こることがあります。
あまり症状がひどい場合は、塩をひとつまみ水に入れて飲んだり、酵素ドリンクを飲むことで体に栄養を入れてあげると良いと言われています。
一つの参考にしてみましょう。
しかし、気を付けなければいけないのは…
酵素ドリンクは安物を使用してしまうと、添加物が入っていることや栄養価が低かったりするので、返って体調不良の原因になることがあります。
断食でも、命を繋いでくれる大切な唯一の栄養補給です。
品質の良いものを使用することをおすすめします。
断食で使用されることの多い酵素ドリンクは、優光泉です。
どんなものを選んでいいかわからない方は、参考の一つにしてみてください。
休んで様子を見てみる
好転反応は、あくまでも体のデトックスをしている証拠です。
少し時間が経てば、よくなることも多いです。
症状が強くない場合は、無理して動かずゆっくり休んで様子をみてみましょう。
不安な方は、断食に詳しい専門家に相談することもおすすめです。
体を温める
体を温めることで、全身の血液循環を良くしてみましょう。
長時間は、禁物ですがぬるめの湯船にさっと少しだけ浸かってみたり、白湯を飲むのもおすすめです。
中には、好転反応を起こすオートファジーやケトン体に体が慣れていないのも原因です。
症状が強くなければ、本当に軽めの運動(ウォーキングや階段昇降程度)を行うことでスッキリすることもあるみたいですよ。
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月曜断食中に、万が一何しても好転反応が良くならない場合
月曜断食のように、短期間の断食なので好転反応が出ても軽いことが多いとは思います。
でも、中には何やっても好転反応の症状が良くならないことだって考えられますよね。
そんなときには、どうすればいいのか?
病院の医師や断食の専門家に相談する
これは、当たり前ですよね。
体のことは、体のプロや専門家に相談することが安心です。
決して、あなたの症状が好転反応とは限らないからです。
無理せず月曜断食を中断して回復食を食べる
断食のルールは決して、無理はしないことです。
「あと少しで終わるし、最後まで頑張るぞ」なんて考えないでください。
確かに、断食には強い意志を持つことや忍耐力も必要です。
しかし、体調不良が強い時は話は別です。
万が一のことも考えて、体を第一優先で行動できるようにしましょう。
月曜断食を中断するときは、いきなり通常食に戻すと、急激な塩分や血糖値の上昇で余計に体調を崩してしまうこともあります。
回復食などの健康的な食事から少しずつ通常食に戻していきましょう。
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まとめ
このように、月曜断食には月曜断食のルールがあるでしょう。
断食の基本ルールや好転反応のメカニズムを知っておくことは大切です。
症状が軽い時は、出来る対処法をやってみて様子を見ることも良いです。
ですが、あまり体調が戻らない時は、中断又は専門家に相談することを忘れないでください。
このように、好転反応の話をすると月曜断食や断食って怖いものって思ってしまう人もいますよね。
そんなことは決してありませんので、安心してください。
人気があるだけ、健康にも良いところはたくさんあると私は思っています。
正しい知識と方法を知っていれば、きっと良い結果も期待できると思いますよ。
自分の中で無理のない範囲ないから行ってみてくださいね。