整体をしてきたんだけど、整体後の過ごし方で気を付けることとかあるのか、気になる方もいますよね。
今回は、現役整体サロン院長の私が分かりやすく解説させていただきます。
整体後は、気持ちのまま過ごしましょう。
整体後って、筋肉の緊張が抜けて血流循環も流れやすくなり、リラックス状態も高くなることから眠くなる人もいるでしょう。
そんな方は、そのまま家に帰ったら気持ちのまま仮眠をとりましょう。
眠いなら寝るという気持ちのまま過ごすことで、整体によって力の抜けた体は、さらに体の緊張が抜けやすくなります。
帰ってから揉んだり・ストレッチしたりしない
これは、お店によって整体の理論や考え方が違うでしょうが…。
私のお店では、もみほぐしやストレッチは筋肉の線維を傷つけるので推薦していません。
そのため私のお店の整体も、もみほぐしたりストレッチするような施術は行わないんですね。
むやみに自分で揉んだりストレッチしたりすると、また症状がぶり返したりすることがあります。
できれば整体後は良い状態を保ちやすくするため、自分でむやみに強い刺激をいれるような行為は控えましょう。
体を理由に我慢することを増やすのはやめましょう
よく整体に通っている人に多いのが…。
整体に行くようになって体の状態が良くなってきても、また悪化しないように生活の中で我慢することが増えてしまう人もいます。
でも私の考えでは、せっかく良くなっても今度は悪化の不安ばかり考えていては、ずっとこの先も本当の意味での安心した生活なんて手に入らなくなってしまいます。
もちろん、悪化してしまうような無茶することは良くありません。
しかし余力ができた分、適度に好きなことをする時間を増やしていくこともストレス発散になり心のケアにも繋がるので、体だって安定しやすくなりますよ。
気を付けて!好転反応なんて存在しない?
まれに整体後に、「だるさが強まった!痛みが強くなった!」なんて声もよく聞きます。
そこで担当された施術者に相談すると、「体が良くなる前に起きる好転反応なので安心してください」なんて言葉を言われて納得してしまう人も多いでしょう。
しかしちょっと待って!
それ好転反応とは限りません。
てかそもそも好転反応なんて言葉は、施術者の都合の良い言い訳でしかないこともあります。
例えば、施術がグイグイ押すようなもみほぐしやマッサージだったり、グイグイ無理やりストレッチするような施術を受けてからコリ・だるさ・痛みなどが悪化したのなら、単純に刺激を強くいれすぎたことによって症状が悪化した可能性もありますよね。
本当に好転反応という可能性もゼロとは言えませんが、好転反応という言葉が症状悪化を隠蔽するための都合の良い言葉になっていることもあるのが現実だったりします。
なので、あんまりにも整体後に症状が悪化してしまった場合は、そこの整体があなたの体に合わない可能性なだけのこともあるので、お店を変えることも考えましょう。
「好転反応」に科学的根拠はありませんので、商品説明の表現として好転 反応をうたうものには十分注意し、万が一、健康食品を摂取して体調が悪くなった場合には、すぐに使用 を中止しましょう。 使用中止や医療機関受診などの「適切な対応」が遅れれば、健康被害が拡大してしま うことも考えられます。
引用:厚生労働省
正しい生活習慣を心がけましょう
結局のところ整体というのは魔法でもないですし、都合よく体が良くなっていくようなものでもありません。
生活習慣はあまりにも不規則のままでは、整体に行ってても症状が落ち着かなかったり、症状がぶり返すことだってよくあります。
整体の効果を最大限にまで発揮したいのであれば、これを機に生活習慣の改善も考えることを大切にしましょう。
整体に都合よく大きな期待はしないこと
よく整体に行く人たちの中には、「一回で良くしてほしい」なんていう方もいますが、気持ちは分かりますが難しいのが現状です。
もちろん一回の整体で、今より体が楽になることはよくあります。
しかし定期的に正しいメンテナンスをしなければ、長年の体の悩みを解決することは難しいことのが多いものです。
当然一回行って体や症状が良くなっても、すぐに行くのをやめれば症状がぶり返すのも当たり前なんです。
「あのお店の整体受けても良くならなかった…」なんて口コミしている人もいますが、決してすべて整体師の技術が悪いからという訳でもありません。
体の仕組み上、都合よくは良くはならないのは仕方ないことです。
整体を都合よく良くしてもらうような考えで行くのは難しい話なので気を付けましょう。
必ず整体を受けるときは整体師さんに、自分の今の体の状態から良くしていくにどのぐらいのスパンで通わなければいけないのか聞くとおすすめです。
言われたとおりにしても良くならなかったのなら、整体師の技術の問題もありますので、お店を変えることを考えるのが良いでしょう。
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