「人は人、自分は自分だ!」なんて言葉をよく耳にします。
私も昔は、この言葉に救われた経験があります。
もちろん、とても素晴らしい言葉だと思います。
しかしこの、「自分は自分」という言葉は、心の救いになることもあれば、使い方次第で前へ進めなくなること、自分の成長を止めてしまう人もいるので注意も必要なんです。
人と自分を比べて起こる悩みのほとんどは、解決しない
そもそも人と自分を比べている人はどれぐらいいるのか?
リサーチリサーチでは以下のようなアンケート結果が出ています。
Q3. あなたは、【外見】と【人間関係】について周りと自分を比べることがありますか。外見と、人間関係において、周りの人と自分を比べるかそれぞれお聞きしました。その結果、全体ではどちらも「たまに比べることがある」と回答する方が最も多い結果となりました。「比べることがある」を合計すると、【外見】は合計62.1%、【人間関係】は合計59.9%の方が周りと自分を比べることがわかりました。Q4. 周りと自分を「比べることがある」「たまに比べることがある」「比べることはあまりない」と回答した方にお伺いします。周りと比べた時に、あなたはどちらの気持ちになることが多いですか。(単数回答)周りと自分を比べると回答した方に対し、どのような気持ちになるかをお聞きしました。その結果、優越感を感じる方よりも、劣等感を感じる方が多いことがわかりました。引用:リサーチリサーチ
実は、人と自分を比べて起こるような悩みのほとんどは、永遠に解決できない問題だったりします。
だって、〝あなたはあなた〟なのだから!
あなたが比べているその人にはなれないですよね。
この本質こそが、自分は自分の意味にも繋がります。
人生において、人と比べることで自分に何が足りないのかを模索して成長していくことすべてが重要とは限りません。
あなたが何かを成し遂げたいこと、手に入れたいもの、変わりたいこと、それらを達成するために〝自分に何が必要なのか〟を考えることのほうが大切だったりします。
人と自分を比べていても、前へ進めずに悩んでしまうのなら、視点を変えて現実的に考えられるようにしてみましょう。
自分にとって必要なことだけを考えて行動することを大切にするのです。
この他者から自分へ意識を向けることで初めて問題解決に繋がります。
自分は自分という言葉は、本来の力を発揮し役立つのです。
なんでもかんでも自分は自分と言う人は、ただの甘え!
人と比べることで、「自分なんて…」と落ち込んでしまうこと、前へ進めなくなってしまうことありますよね。
そんな方にとって、「自分は自分」という言葉は心に響きやすく救われることもあるでしょう。
でも、なんでもかんでも自分は自分というスタイルで生きている人ほど
自分を甘やかせるための都合の良い言葉になってしまうこともあるので、気を付けなければなりません。
自分は自分という言葉は、ただサボるため、楽するための言葉ではないことを忘れないようにしましょう。
甘えるような都合の良い生き方に、何も得られるものはない
「自分は自分」という言葉は、心の救いの言葉になることもあれば、手を抜くための都合のいい魔法の言葉にもなってしまうこともあると話ました。
とくに何か夢や目標を叶えるため努力が必要なときに、なんでもかんでも、「自分は自分のペースで」なんて言っている人ほど、夢や目標が達成しません。
例えば、「月収100万を稼げるようになりたい」なんて言う人は多いですが、当然それなりな努力が必要ですよね。
月収100万を稼いでいる人は、たくさんの努力をしてきた人たちばかりです。
でもそんなときに、
「自分には、そんな能力もスキルもない…」
「自分には、そんなに努力はできない…」
「お金がないから…時間がないから…忙しいから…」
「でも自分は自分!自分のペースでゆっくりやればいいや!」
このような流れになるタイプは、考えが甘いです。
そんなんじゃ、いつまで経っても月収100万を稼げるようにはならない!
努力しなくて済む言い訳、楽するための言い訳として都合よく、「自分は自分」の言葉を使ってしまえば、現状の問題を変えようとする意欲すらなくなります。
この言葉は、自身がどのような意味で使うかによって、自分のチャンスも成長も止める最悪な言葉にもなることを意識しておきましょう。
甘えるための材料として使ってしまい、何も得られない、成長できない、前へ進めない、そんな環境にならないためにも、自分自身のために必要なときに正しく、「自分は自分」という言葉を使っていきましょう。
何かを変えるには、自分が変わらなければならない!
自分の将来のため自分の成長のために、何かを変える自分のためになることなのであれば、全力で頑張って努力するべきときも必要なのです。
夢や目標なんてのはまさにそれ!
叶えるためには、人並み以上に努力しなければいけないときだって必ずあります。
人は人、自分は自分なんて言ってても、人よりも努力しなくていい理由付けとしてこの言葉を使っているようであれば意味がありません。
「自分のペースで取り組むもん!」なんて言っていて、本当にそのペースのままで、あなたの夢や目標は達成できることのなのか?
頑張らなくても成功するようなことならまだしも、努力が必要なことなのに、「自分は自分のやり方でやればいい」なんて考えていては、うまくいくものもうまくいかなくなってしまう。
現に今まで都合よく、「自分は自分」という使い方を間違えてる人たちと、たくさん関わってきました。
しかし、ほとんどの方が取り組んでいるものを途中で投げ捨てる癖や、最後まで結果を出せずに中途半端な人生になりがちの特徴があります。
使い方を間違えると、心すらも救われないのです。
何かを変えるためには、自分が変わらなければいけないときもあります。
何かを得るため、自分の欲しいものを手に入れるためには、ときには本気で努力して掴みとらなければなりません。
この当たり前のことを忘れないようにしていきましょう。
本来、「自分は自分」という言葉は、人を救えるほどの良い言葉なのに…。
使い方ひとつでこれだけ自分の人生を狂わしてしまうのは、正直もったいないです。
自分の成長を止めるような、前へ進むのを止めてしまうような間違った使い方をしないように、この言葉の意味を改めて考えて意識していきましょう。
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