自分は、整体セラピスト兼カウンセリングなどの活動をしています。
そのため、たくさんの心の悩みを持つ人や病気の人たちと関わる機会が多いんです。
関わってきた人たちのほとんどは、今にも心が壊れそうな人もたくさんいました。
そんな方たちに、自分が普段カウンセリングの中で伝えている心の言葉を、今回はこのブログを見てくれている人たちに向けて書いていきます。
心が壊れそうになる人の特徴と解決策
今まで、たくさんの人をカウンセリングしてきた経験からの話ですが…。
心が壊れそうな人たちには、皆似たような特徴を持っていることって多いんですよね。
「特徴とは何なのか?どうしたら楽になれるのか?」
詳しく説明しながら、心の言葉を贈ります。
何でもかんでも一人で悩みがち
心が壊れそうな人ほど、一人で悩みを抱える傾向にあります。
一人で考えることしかできないので、客観的に自分を見ることができない人は多い。
これでは、良い方向へ向かう解決策なんて浮かばずに悩んでしまう頻度が増えていってしまいます。
当然、そんなことを繰り返していたら、どんどん心が苦しくなって、いつかは壊れてしまいますよね。
人はどうしても、誰かに悩みを打ち明け相談すること、愚痴を言うことに抵抗を持ちやすい。
自分の弱いところや弱音を吐くことは、「ダメだ!」なんて思っている人も多いですよね。
「周りの大切な人には心配させたくない!」と、迷惑をかけてしまう罪悪感の気持ちから、一人で抱え込んでしまっている人もいます。
【心を壊れそうな人に贈る心の言葉➀】 |
もっと、自分の周りの人を信じてみるのも良いと思いますよ。 「自分は助けてもらっても良い存在」と自分に言い聞かせてみましょう。
大切な人たちに心配させないようにすることだけが、愛情とは言いません。 周りからしたら、あなたも一人の大切な人です。
一人で苦しんで心が壊れかけているあなたを見るほうが、周りはよっぽど苦しいと思います。 大切な人たちがいるからこそ、たくさん自分の弱いところを見せて、色々な人の優しさを感じて感謝していきましょう。 |
自分の良いところよりも悪いところに意識が高すぎる
自分の良いところよりも悪いところばかり見ていませんか?
いつのまにか、「自分はダメな奴!」なんて自分を責めてしまう人いますよね。
悪いところばかり見ていると、本来ある自分の良いところを、〝ない〟ことにしてしまうんですよね。
これは、人と自分を比べる人ほど多い傾向にあります。
でも、人それぞれで魅力も能力も違うのは当たり前です。
部分的に、人より劣っているところがあってしまうのも当たり前なんですよね。
しかし、この自分の悪いところに意識が高くなっているときは、この当たり前のことに気づけないんです。
いつしか自分の悪いところばかり見つけるのが上手になってしまって、自分を責めることが増えることで、皆心が苦しくなってしまうんです。
【心を壊れそうな人に贈る心の言葉➁】 |
本来、人には誰でも良いところと悪いところがあるのが当たり前です。 そんな悪いところを直そうとする人もいれば、それを個性として生かして明るく生きている人もいます。
自分をどう成長させていくかは、自分次第です。 ただ、自分の楽な道を歩んでいく方が、心が壊れそうになることも減りますよ。 |
いつまでも過去の罪を償おうと頑張っている
過去に、
- 人を傷つけることをしてしまった
- 何か悪いことをしてしまった
確かに、誰かを傷つけてしまったことは良くないことかもしれません。
でも、何か理由があってやってしまった人のが多いんではないでしょうか?
そんな罪を感じ続けてしまい、今の生活を楽しめなくなってしまう人もいますよね。
ずっと、自分の犯した罪に反省し続けて前へ進めなくなってしまえば、これから自分はどう生きていくのが正解なのか分からなくなってしまうもんです。
【心を壊れそうな人に贈る心の言葉③】 |
どんな罪を犯したのかは関係なく… まだそのときは自分が、子供だった…未熟だった…仕方なかっただけなんです。
「あの頃にもっと自分が大人だったら、あんなこと言わなかったのに…あんなことしなかったのに…」なんて反省して、自分を責め続けて生きている人もいるでしょう。
最初は、たくさん反省するのもいいです。 確かに、まったく罪を感じないのもどうかと思いますからね。
でも、たくさん反省した中で感じたこと、何かに気づけた部分や学びもたくさんあったと思います。 その学んだ経験を、今後どう生かすのかが大切なんです。
自分を責め続けて罪を償うよりも、その経験から学んだことをまた同じことを繰り返さないように成長して、前へ進むほうが大切なのではないでしょうか。 |
頼まれたら断れない!
何か頼まれると断れない人っていますよね。
「本当は…」という自分の気持ちがあるのにも関わらず…。
相手ばかり優先して断れず、なんでも背負って心も体も疲れてしまう人も多いもんです。
人から頼みごとをされたときに断れない人の理由は、以下が考えられます。
- 役に立てないことでの罪悪感や役立たずと思われる恐怖感
- 断ったら怒られる、嫌われるのではないかという不安
本当はやりたくないことでも、「やらなきゃまずいことが起きる」なんて考えていませんか?
人は、このような不安や恐怖を感じながら、物事の行動を決めることが多いんです。
でもそんな生き方していると、いつかは心も限界が来てしまうことだってあります。
【心を壊れそうな人に贈る心の言葉④】 |
人に嫌われないように怒られないように頑張ることは、確かに常識的で考えたら良いことだと思います。 しかし、限度がありますよね。
あくまでも、自分の心や体を壊してまで、本当に頑張らなければいけないことのなのでしょうか? そもそも本当は断っても、自分が想像しているような不安や恐怖な出来事は起こらないかもしれません。
でもこれは、実際に勇気を出して断ってみないと、分からないことですよね。 少しずつでも素直になることも大切です。
「なんでできないのか、行けないのか、やりたくないのか」など、自分の気持ちをきちんと伝えて断わることも、人生では大切なんです。
意外に断っても、人は理解してくれることも多かったりしますよ。 「きちんと勇気出して言ってよかった」と気づけることも多いはずですよ。
当然、嫌な反応をされてしまうこともあるかもしれない。 でも、何より自分を守るために行った勇気ある行動なので、何も悪いことだと思わなくていいんです。
あくまでも相手は、断られたことで自分の思い通りにならなかったのが嫌だっただけのことです。 あなたを嫌いになっている訳ではありません。
人生は、自分の思い通りにならないことがあるのは当たり前です。 いかに、その現実を受け止めながら、自分を大切にしていけるかを考えて行動していくことが重要になっていくんです。 |
何でも完璧にこなそうとする頑張り屋さん
なんでも、完璧にこなそうとする人ほど心が苦しくなりやすい。
確かに、物事は何事も失敗がないようにすることは良いことです。
でも、「失敗してはダメだ!」という自分へのプレッシャーをかけやすくなってしまうのが問題なんです。
自分にプレッシャーをかけることで、成功する人もいます。
でも、一つ言えるのは、そのやり方が合う人と合わない人はいる。
自分に合わないなら、「失敗しても大丈夫」と考える方が良いかもしれませんよ。
【心を壊れそうな人に贈る心の言葉⑤】 |
自分にプレッシャーをかければかけるほど、失敗しやすく心が苦しくなる人は、単純に頑張るところが間違っていただけかもしれませんね。 「失敗しても大丈夫」というように、自分にプレッシャーをかけないほうが、あなたは自分の魅力や実力を発揮して成功するタイプなのかもしれません。
自分がどっちのタイプかは、やってみないと分かりません。
今まで自分に、「失敗したらダメだ。完璧にこなさないとダメだ。」とプレッシャーをかけても、物事がうまくいかなかった人は、一度やり方を変えてみましょう。 一度覚悟を決めて、「失敗しても良い」と思い込む練習をしてみるのも良いかもしれませんよ。
というより、今まで失敗してきてもなんとかなってきた訳ですよね? 本当は、失敗しても人生はある程度は、なんとかなることのが多いんです。
その事実をたくさん感じることが大切! 過去を振り返ってみることで、「失敗しても大丈夫なんだ」と思えるようになれば、もう少し気楽に過ごせるようになりますよ。 |
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バランスよく自分らしく生きると心も落ち着く
このように、人生は自分の思い通りにいかないことって、人生にはたくさんあります。
これは、当たり前の言葉に聞こえるでしょうが、実際に受け入れられていない人は多いんです。
そんな思い通りにいかない世の中で、自分をどう心を苦しませ過ぎないように、適度に自分の素直な気持ちを出して行けるかが大切になっていきます。
とはいえ、自分の今の行動がダメという訳ではありません。
正解なんて道はないですからね。
ただ、今自分が行っている行動が、自分の心を苦しませ壊れかけているのであれば、行動を変えてみる努力をしてみるのも良いのではないでしょうか。
最初は、行動を変える勇気を出せないこともあるでしょう。
返って、また自分を責めるきっかけになってしまう方もいるかもしれません。
でも、それは仕方ないです。
長年悩んでいたことなので、すぐに解決できるほど簡単なことではないでしょうからね。
でも一つでも何かが変われば、ちょっぴりでも勇気や覚悟を決めて行動が変われば、一気に心が軽くなっていく可能性だってあります。
この記事が、今後のあなたの心が少しでも軽くなるような人生になるきっかけになれば幸いです。