「お局なんて相手にしないほうがいい!」なんて言う人もいるでしょうが、ほとんどの人はそれができないから困ってるんですよね。
無理に無視して状況が悪化でもしたらと思うと怖い人もいるでしょうし、相手にしないだけで本当に問題が解決するとは思えない人も多いはずです。
そこで今回は、お局は相手にしないのが最善の手段ではない理由や相手を理解することの重要性についてまで話していきたいと思います。
心の底からお局を相手にしない行動を取ることは困難
お局を相手にしたところで、きっとろくなことにならないことは誰もが分かっているでしょう。
しかしながら、相手にしないようにしても突っかかってくるのがお局なんですよね。
無理にお局から距離を取ろうとすれば、毛嫌いされていることに気づいたお局は、腹を立てて余計に嫌がらせが止まらなくなってしまうこともあります。
そのため、相手にしない行動=最善の手段に見えて、実はお局をより刺激してしまう行動(リスク)になることもあるので覚えておきましょう。
また、嫌いな相手(お局)のことを意識しない(相手にしない)なんて、そう簡単にできる人のが少ないはずですよね。
どうにか、お局の存在を心の中から消そうとしたところで忘れられず、無意識にお局の顔を伺ってしまう人は多いはずです。
人間って、こうしたお互いに相性が合わない同士ほど、相手のことを強く意識してしまいやすく問題解決に繋がらないことはよくあることなんです。
お局のことを相手にしない行動(無視)は注意!状況を悪化させる3つの可能性
お局を相手したってろくなことがないことは分かっていても、下手に無視するのも注意が必要です。
中には、相手にしないようお局を無視したことがきっかけで状況が悪化してしまった人もいるでしょうからね。
そこで、お局を相手にしない行動を取ってしまうことで起きる状況が悪化する3つの可能性についてご紹介していきます。
間違った対処をして後悔しないためにも、この辺のリスクも理解しておきましょう。
余計に構ってほしくなってしまう
人間は誰にでも寂しがり屋な部分があったりするので、自分の元から離れていこうとする人を見つけたときほど、余計に構ってほしくなってしまう傾向があります。
事実、よく自分のことを嫌いな人ほど、どうにかしてでも振り向いてほしくなってしまいませんか?
きっと、「なんで私のことを嫌うの?私があなたに何かした?」なんて気になって仕方なくなってしまう人もいるでしょう。
これは、寂しい気持ちが高まるためです。
そして、それはお局も同じで、人から相手にされないことや無視されることがあれば、寂しさからどうにかしてでも相手を振り向かせようと構ってちゃんになることもあります。
結果、余計にお局からの接触や攻撃が増えてしまう人もいるので注意が必要です。
理解してもらえない気持ちから攻撃的になる
お局は、心の底では自分を認めてほしい気持ちが強い傾向もあります。
そのため、本当は人から嫌われることが誰よりも苦手な人だったりするんですよね。
でも、人から嫌われることが苦手なら、なんで普段から人から嫌われるような態度を取るのか不思議に思う人もいますよね。
これは、お局なりな自分を認めてほしい気持ちの表れなのかもしれません。
要するに、素直じゃないってことです。
よく好きな人ほど、ちょっかい出したくなる人もいますよね。
それと似たような感じでしょう。
そんな素直じゃないお局も同じで、自分を嫌う相手に対して認めてもらおうと、「自分を見て!」というメッセージを込めてちょっかいを出してくることもあるんです。
そのため、むやみに無視するような相手にしない雰囲気を見せる行動は、こうしたお局の承認欲求をより刺激してしまうこともあるので気を付けましょう。
ストレス解消の標的になりやすい
素直になれないお局は、本音で動けることが少ないために自分の思い通りにならない出来事も多いんです。
本当は、周りから慕われたい気持ちがあっても、ついつい素直になれず嫌われるような態度を取ってしまっては嫌われてしまう。
誰だって、人から嫌われてしまうような人生になって嬉しい人いませんよね。
そのため、そんな思い通りにならない人生にお局自体もストレスが溜まってたりするんです。
問題は、日頃から思い通りにならない人生にストレスが溜まりやすいお局は、いつしか人を攻撃することに快感を覚えストレス解消を図るようになってしまうこともあります。
そのため、むやみにお局のことを相手にしない(無視)ようにするなどの行動は、お局の怒りを買いやすく攻撃の対象(ストレス解消)とし標的になってしまうこともあるんです。
まさに、サンドバックにされてしまうような関係になることもあるため、むやみやたらにお局を刺激するような相手にしない(無視)などの行動は危険になることもあると覚えておきましょう。
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お局の気持ちを理解することから始める重要性と方法
ここまでお局の特性(習性)を話してきましたが、「めんどくさい人間だな…。」なんて感じた人も多いでしょう。
そんなんです。
お局は、それだけ周りから気持ちを理解されない人間なんです。
そのため、そんなお局の考えていることや求めていることを周りが理解してあげようとするだけでも、お互いの関係性が良い方向に変わることもあります。
これは、お局のような素直になれない人間ほど、自分のことを理解してもらえた相手には心を開くこともあるためです。
お局との関係を修復したい人や上手く付き合っていきたいと思っている人は、そんな素直になれないお局の気持ちを理解することから考えてみましょう。
お局の気持ちを理解していくには、
なぜ、嫌がらせをしてくるのか?
なぜ、嫌味なことを言ってくるのか?
なぜ、自分ばかり狙ってくるのか?
なぜ、人の気持ちを考えられないのか?
なぜ、素直になろうとしないのか?
こうした疑問を持つことから始めるのが大切です。
必ず、お局の言動の中には、何かしらの本音が隠れていますからね。
そんなお局の言動から隠れた本音を読み解くことができたとき、悪くなった関係を修復する方法や上手く付き合っていくための方法も思い浮かんでくるようになります。
もちろん、すべてはお局側に問題があることも多いでしょう。
本来なら、こちらからお局を理解しようとしてあげる必要や義理なんてないのかもしれません。
でも、ただ何もせずお局との関係性が悪化していくのを待つだけなら、自分自身のためにもお局を見る目(理解)を変えてみようってだけなんです。
とはいえ、これについては、まだ心に相手(お局)を理解しようとする余裕がある人向けの方法ではあります。
ただし、お局の気持ちなんて理解したくもない人、そこまでする心に余裕がない人に関しては、上層部や上司にお局にされてきた嫌なことを相談しましょう。
お局にされてきた内容によっては、しかるべき対応をしてくれるかもしれませんからね。
自分一人の力ではどうにもならないときは、人を頼るべき行動も考えておきましょう。
お局の気持ちを理解することへ行動を切り替えた人の体験談
ここまで、お局のことを無視するような相手にしない選択を取ったところで、根本の問題は解決しないし、お局の習性からしても良い方向に状況が変わる可能性も低いと話してきました。
打って変わって、お局の気持ちを理解するように行動を切り替えた人に関しては、お互いの関係が良好になるような変化が見られる人も多いと言います。
もちろん、実践した全員に効果があるってことではありませんけどね。
とはいえ、現実として、お局の気持ちを理解するようになったことで、良好な関係を築けるようになった人たちの変化(体験談の事例)も参考としてご紹介していきます。
一番多い事例としては、お局を理解しようと行動を切り替えてから、
「なんとなくお局の雰囲気が優しく(丸く)なった!」
「嫌味とかではなく話しかけてくる機会が増えた!」
「初めてお局が笑っているところが見えた!」
「嫌味を言われることや怒られる機会が減った!」
このような変化を感じる人は多いと言います。
これは、お局のことを理解しようとする自分の気持ちが相手に届いたことで、お局の心を開くきっかけになったのかもしれません。
きっと、お局にとっては、「初めて自分のことを受け入れようとしてくれた!」と嬉しかったのかもしれませんね。
普段から周りから嫌われやすいお局は、周りがここまでしないと素直になれない(変わらない)ことが多いんです。
そして、自分から変わろうとすることも基本はありません。
ある意味、子供みたいな人なんですよね。
そのため、周りにいる人間が大人になり、お局を見る目(理解)を変えるだけでもお局自身が変わっていくことはよくあることです。
そんな子供みたいなお局なんて相手にしたくない人は、無視するもほっとくも勝手ですが…。
もしも、お局との関係を良くしていきたい人なら、こちらが大人の対応をしてお局が素直になれるような環境を作らない限り関係が変わらないことも多いと思っておきましょう。
そのために、お局のことを一人の人間として理解してみようとすることは、お互いの環境や関係を良い方向に変えるためには重要だと思っておきましょう。
まとめ
世の中の人のほとんどは、お局なんかと関わっていてもろくなことがないと思いがちです。
そのため、お局なんて相手にしないで無視していればいいと思ってしまう人もいるでしょう。
でも、そんなことをしたところで、根本から問題が解決していく人はいないでしょうし、お局との関係が余計に悪化してしまったなんて人もいるでしょう。
どうにかして、お局との関係を修復したいと思っている人や上手く付き合っていきたいと思っている人がいるなら、お局の気持ちを理解してあげることから始めてみましょう。
お局の言動から気持ち(本音)を理解できるようになれれば、関わり方が変わっていくでしょうし、自然とお局が心を開いてくれることもあるかもしれません。
どうしても、こちらが大人の対応をしなければ、自分からは変わろうとしない子供のようなお局を素直にさせることは難しいこともあるんです。
それでもなお、お局との関係が悪化していくようなら、上司や上層部に相談しましょう。
一人で抱え込んでいても、自分が潰れてしまうだけですからね。
状況が悪化して取り返しのつかないことになる前にも、どうしていいか分からないときは人を頼ることも忘れないようにしましょうね。
この記事が、少しでも誰かの役立つ情報になっていれば嬉しいです。