どんな事業も、これから先生き残れるかは分からない時代です。
そのため、今後は整体師の仕事がなくなるのではないかと不安になっている人もいるでしょう。
もちろん、そういった悪い噂が流れているのも事実です。
整体なんて仕事はいつかはなくなると言っている人もいます。
そこで今回は、将来的に整体師の仕事ってなくなると言われる噂について、この業界をよく知る元整体サロン院長経験のある私がリアルを語っていきます。
整体師の仕事の今後の需要について
これから整体師になろうとしている人や実際に整体師として活動している人の中には、この業界の将来のことまで考えている人は多いでしょう。
ここで誰もが不安に思うのが、〝将来性を考えたとき、今後も整体師の仕事は需要があるのか〟についてです。
業界では、「整体師の仕事は、いつかなくなる!」なんて噂もあります。
さて、この噂が本当なのかどうかについてですが…。
正直なところ、現状を知る私個人の意見としては、整体師の仕事がなくなる雰囲気はありません。
では、なぜ整体師の仕事がなくなるかもしれない噂が流れているのか…。
これには、いくつかの原因が考えられます。
なぜ整体師の仕事がなくなると噂されているのか?
私は、色々な整体などの研究会やセミナーに参加しています。
そのため、整体師やセラピストなどの知り合いはたくさんいるんですね。
そんな知り合いを通じて、整体師の仕事がなくなるかもしれない噂の原因になっているものとして、以下3つの原因が考えられました。
グレーゾーンな仕事はなくなる噂
グレーゾーンな話になってしまうのですが、整体師の資格ってハッキリした認定がないんですよね。
要するに、整体師は国から認められていない資格なんです。
そのため、民間の資格として発行されています。
そして、そんなグレーゾーンとされている仕事すべて、将来なくなる可能性があるのではないかと噂されているんです。
だから、「いつか整体師の仕事もなくなる。」なんて噂が流れてるんですよね。
でも、現実的な話から言わせてもらうと、整体師の仕事をなくすことって難しい気がします。
それぐらい整体師の需要は高いと身を持って感じているからです。
事実、どこの地域にも整体院って腐るほど見かけませんか?
年々、整体やリラクゼーション関連のお店は増え続けています。
今では、コンビニよりも多いと言われているんですね。
それだけ多くの数のお店があるのにも関わらず、これらのお店をすべて一斉清掃するような制度ができるとは現実的に思えないんですよね。
だから、ずっとグレーゾーンとして成り立っていたのでしょうし…。
AIの発展による噂
これは、今流行りの都市伝説的な話。
「AIの発展が、整体師の仕事を奪うかもしれない。」なんて噂も囁かれています。
これ嘘のようにも聞こえますが、本当にありえそうな話でもあるからやっかいなんです。
これから、もしもAIなどの発展により、高性能なマッサージロボットができるかもしれない。
こうした科学の技術により、いつか整体師の需要はなくなるのではないかとも言われているんです。
まぁ私個人の考えとしては、そんな高性能なロボットができたとしてですよ…。
世の中に当たり前のように普及してくるのには、相当な時間がかかるはずです。
そのため、AIロボットによって、すぐに整体師の仕事がなくなるなんて考えにくいです。
そもそも、どうしても人間にしかできない施術というのもあります。
昔から日本は、職人なんて言われている人がいますよね。
どんな高性能なロボットでも、この職人の技を完璧に真似ることはできないとされているんです。
これは、整体の世界でも言えることでしょう。
医療の発展による噂
もしも、これから医療の発展が進み続けていくと、疲労、肩こり、腰痛が良くなる薬を開発してしまうかもしれない。
もちろん、そんな薬ができれば嬉しい人は多いでしょう。
しかしながら、必然と整体やリラクゼーション業界は衰退していくでしょう。
どんなことでも研究が進めば進むほど、今までなかった良いものが生まれるのは当たり前です。
良いものが生まれれば、今まで需要があったものが必要とされなくなることも当たり前のことなんです。
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整体師の仕事がなくなるリアルな意味!需要がありすぎるほうが問題
ここまで、将来的に整体師の仕事がなくなるかもしれない噂を話をしてきましたが…。
なんだかんだで、今すぐではない話の噂ばかりです。
そしてどこか、現実的じゃない話でもありますよね。
あまりにも、年々整体院やリラクゼーション業界のお店が増えすぎなことです。
いくら需要があると言っても、ここまでライバル店が増え続けているのは異常なことなんです。
きっと、これから新しく参入してくる整体師は、みんな色々な面で苦労する可能性が出てきます。
現在、整体師やセラピストとして働いている人たちも、いつあなたが就職しているお店が潰れるか分かりません。
それぐらい、いつどこのお店が潰れてもおかしくない状態にいるんです。
こうしたライバル店が、年々増え続けている現状のほうが問題として危機感を感じる。
何より、これから自分のお店を開きたいと思っているような整体師やセラピストも他人事ではありません。
もう、この整体やリラクゼーション業界は、需要ありすぎるがために完全に飽和しています。
きっと、これから開業しても、ライバルが多すぎて成功できない人のが多くなるでしょう。
いや、もうすでに開業しても一年以内に廃業してしまう整体院は、腐るほどいます。
それぐらい私個人としては、この整体とリラクゼーション業界の需要の増加しすぎていることのほうが問題として危機感を持つべきところと感じているんです。
まとめ
このように、将来的に考えたとき、整体師の仕事が需要があるのかについてですが、結論としては需要がありすぎるから問題だということです。
整体師の仕事を続けたくても、このままライバルが増え続けていけば、選ばれた整体師やお店しか仕事を続けていけないかもしれない。
これが、この業界の今のリアルなんです。
整体師として成功し続けていくには、もう施術や接客のスキルだけでは通用しません。
経営やマーケティングなどの知識も必要になります。
今からでも、少しでもライバルに差を付けるための努力をすることが大事。
様々な視点からスキルや知識を身に付けることは大切にしていきましょう。
民間資格の場合、資格を取っても取らなくても、誰でも整体師を名乗れてしまうのが現実。
この事実が、整体業界はグレーゾーンと言われてしまう由来です。