世の中は、日々新しく変化や進化していくため、どんな事業も生き残るのに必死です。
そして、近い将来には、整体師の仕事はなくなるのではないかと悪い噂もあります。
これは、色々な憶測から言われていることで、実際に事実かどうかは分かりません。
ただし、整体業界にいた個人的な意見で言えば、なくなるかもしれないしなくならないかもしれないというのが本音です。
そこで今回は、将来的に整体師の仕事がなくなると噂される理由だけでなく、業界をよく知る元整体サロン院長だった私がリアルを語っていきます。
整体師の仕事はなくなるのか今後の需要について
これから整体師になろうとしている人も多いでしょうが、整体師の仕事の将来性について不安を持っている人も多いでしょう。
そんな整体業界に対する不安の中でも、今後の整体師の仕事の需要について気になっている人もいるのではないでしょうかね。
そりゃあそうですよね。
整体業界では、将来の整体師の仕事はなくなるかもしれないなんて噂もありますからね。
さて、この整体師の仕事がなくなる噂についてですが、本当なのかどうかです。
正直、整体業界の現状を知る私個人の意見としては、整体師の仕事がなくなる可能性は低いのではないかと思っています。
では、なぜ整体師の仕事がなくなる噂が流れるのか…。
これには、いくつかの理由が考えられます。
整体師の仕事がなくなる噂が流れた理由
自分自身、整体業界にいたので、同業の整体師やセラピストなどと関わることも多く悪い噂も色々聞いてきました。
そこで、近い将来では整体師の仕事がなくなるのではないかと噂されるきっかけとなった理由についてご紹介していきます。
グレーゾーンの仕事はなくなる噂
実は世間では、整体師はグレーゾーンの仕事と言われていることもあります。
この理由は、整体師には資格制度がしっかりしていないためです。
要するに、整体師は国から認められていない資格(国家資格)が存在しないんですね。
そのため、整体師はあいまいな業種とされ、実際は資格を持っていなくても誰でも名乗れてしまうのが現状なんです。
整体師の資格も存在はしますが、国から認められた資格がないので民間資格となっています。
正直、持っていても持っていなくてもあまり意味はないとも言われています。
もちろん、民間資格とはいえ、整体師としての知識や技術を学びます。
ないよりはあったほうが良いですけどね。
ただ、そんな資格制度がしっかりしていない整体というグレーゾーンな仕事は、将来なくなる可能性があるのではないかと噂されることもあるんです。
とはいえ、現実的な話から言わせてもらえば、グレーゾーンな仕事とはいえ整体師がなくなることはないのではないかと思います。
それぐらい整体業界にいて思ったのが、整体師の需要は高いと感じているためです。
事実、どこの地域に行っても整体院を名乗るお店は多いですよね。
実は、整体やリラクゼーションなどのお店は年々増え続けていると言われ、現在はコンビニよりも多いと言われているぐらいです。
それだけ多くの数のお店があるのにも関わらず、これらのお店すべてをなくすような一斉清掃する制度ができるとは現実的に思えません。
あくまでも、噂でしかないってことですね。
それか、将来的に整体師の国家資格の制度ができれば、無資格者はお店(整体院)の運営ができなくなり消えていく整体師や業界が衰退していくことはあるかもしれませんけどね。
AI発展による噂
都市伝説的な話ですが、AI発展に伴って整体師の仕事がなくなるのではないかという噂もあります。
これ嘘のような話でもありますが、本当にありえる話でもあります。
今AIの発展や進化は急激に伸びていると言われ、高性能なマッサージ機器も増えてきました。
正直、その辺の下手くそな整体師に施術してもらうよりも、最新のマッサージ機器のほうが身体が楽になることもあるぐらいです。
そういった意味でも、今後もAIや技術の進歩によって、さらに高性能なマッサージ機器やロボットなどができることがあったら整体の需要もなくなりますよね。
こうした科学の技術によって、整体業界は潰れるかもしれないと言われることもあるんです。
実際に、今整体院やリラクゼーション店の中には、AI機能を搭載した姿勢分析システムなどを導入しているところも増えているようです。
参考:PRTIMES
まさに、整体院の仕事の中でも徒手的に行っていた姿勢検査が、AIにて済んでしまうようになったわけです。
とはいえ、こちらも個人的な意見としては、今すぐには整体業界がAIや科学の進歩で潰されるとは思えません。
どんなに高性能な機械が出てきても、職人の技を完璧に真似ることはできないですからね。
これは、整体の世界でも同じことが言えます。
やっぱり、熟練された整体師の施術の気持ちよさは、一定数の人にはいつまでも需要が残り続けると思うんですよね。
事実、どれだけ高性能なマッサージ機器を使っても気持ちいいですが、人間の手で実際に身体をほぐしてもらえたほうが気持ちいいんですよね。
どうしても、AIや機械では到達できない整体の良さがあるんです。
今すぐには、こうしたAIや科学の進歩によって整体師の仕事がなくなることはないでしょう。
医療発展による噂
AIもそうですが、医療の発展もすごいと言います。
このままいくといつかは、老化を止める薬が出てきたり、肩こりや腰痛が良くなる薬が出てくることもあるかもしれません。
もちろん、そんな薬ができれば、世界中の人が喜べることでしょう。
しかしながら、必然と整体やリラクゼーション業界は衰退していきます。
どんなことでも研究が進めば、今までなかった良いものが生まれるのは当たり前です。
良いものが生まれれば、今まで需要があったものが必要とされなくなるんです。
医療の研究が進むほど、整体やリラクゼーション業界の需要がなくなる可能性はあるのではないかと囁かれ、今回の整体師の資格はなくなる噂が流れたきっかけの一つでもあるんです。
整体師の仕事がなくなるリアルな意味!需要がありすぎるほうが問題
ここまで、将来的に整体師の仕事がなくなるかもしれない噂の真相を話をしてきましたが…。
どれも噂でしかなく、今すぐにありえるような話ではないんですよね。
また、どことなく現実的じゃない話でもあります。
ただ、実際に整体サロンを運営していた私が危機感を感じたことは、噂の内容なんかよりも整体師やリラクゼーション業界の需要が高くなりすぎている件のほうです。
あまりのスピードで、年々整体院やリラクゼーション業界のお店が増えすぎていることのほうが、めちゃくちゃ怖いことなんです。
いくら整体師の業界が需要があると言っても、ここまでライバル店が増え続けているのは異常なんですよね。
きっと、これから新しく参入してくる整体師にとっては、昔よりも苦労する面が増える可能性も増えてくるでしょう。
現在、整体師やセラピストとして働いている人たちも他人事ではなく、いつあなたが就職しているお店が潰れるかも分かりません。
それぐらい、いつどこのお店が潰れてもおかしくないぐらい飽和しかけている業界でもあるんです。
そのため、需要が高すぎるために、年々ライバル店が増え続けている現状のほうが問題としては危機感を感じます。
何より、これから自分のお店を開きたいと思っているような整体師やセラピストは、廃業する可能性のが高い業界と覚悟しておきましょう。
恐らく、今後も大手や人気店やライバル店は増え続けていくので、影響力や資金力のない人間が開業しても勝てる業界ではなくなるでしょう。
いや、もうすでに開業しても一年以内に廃業してしまう整体院は腐るほどいます。
それぐらい私個人としては、この整体とリラクゼーション業界の需要の増加スピードが上がっていることのほうが恐怖感を覚えています。
そして実は、整体師の仕事がなくなる噂の真実としては、仕事がなくなるのではなく選ばれた者しか整体師の仕事を続けていけない時代になっていくという意味合いのがリアルでしょう。
まとめ
このように、整体師の仕事がなくなる噂の真相としては、結論としては需要がありすぎることが問題だということです。
整体師の仕事を続けたくても、このままライバル店がものすごいスピードで増え続けていけば、選ばれた整体師やお店しか仕事を続けていくことができないかもしれない。
これが、今の整体業界のリアルなんです。
整体師として成功し続けていくには、もう施術や接客のスキルだけでは通用しません。
経営やマーケティングなどの知識や影響力も必要になります。
今からでも、整体師として生き残っていきたいなら、少しでもライバル店と差を付けるために努力をすることが大切にしましょう。
様々な視点からスキルや知識を身に付けることは重要ですからね。
この記事が、少しでも誰かの役立つ情報になっていれば嬉しいです。