どんな職場にも、仕事できない人っていますよね。
そんな人のことまで心配しては、相手をしていて疲れてしまう人もいますよね。
その原因は、心身共にしんどくなるような関わり方をしているからかもしれません。
もちろん、仕事ができない人をできるように育てることは大事なことではありますけどね。
そこで今回は、そんな仕事ができない人に疲れる原因や正しい関わり方についてまでを解説していきたいと思います。
仕事ができない人に疲れる原因
それでは、なぜ仕事ができない人に疲れることがあるのかご紹介していきます。
一つでも多く当てはまるほど、間違った関わり方をしているので注意が必要です。
相手に期待しすぎている
人は人に期待して生きることがあります。
問題なのは、相手に対する期待が大きいほど、裏切られたときのショックも大きく、精神的にも疲れやすいことです。
そのため、仕事ができない人に対して疲れてしまいやすいのも、きっと相手に対して自分が期待しているところも多かったのかもしれませんね。
仕事で活躍してくれることを期待していた人ほど、実際に仕事ができていない姿を見たときには裏切られた感覚に陥りやすい。
だから、期待していた分ショックを受けやすく、心が疲れてしまっているのかもしれません。
必要以上に構いすぎ
仕事ができない人を育てようとして、なんでもかんでも一から教える人もいますよね。
でも、自分の仕事でも精一杯な人からしたら、必要以上に構いすぎなこともあるんですよね。
もちろん、仕事ができない人を育てなければいけない責任ある立場にいる人もいるでしょうが…。
一人で頑張ろうとしすぎるから疲れてしまうことがあることも覚えておきましょう。
しわ寄せが自分にくるから
当然ですが、仕事ができない人がいる分、それだけしわ寄せが自分にくることもありますよね。
仕事ができない人の代わりに、自分がその仕事を受け持ってしまう人もいますよね。
もちろん、助け合いも大切かもしれませんが、なんでもかんでも自分にしわ寄せがくるように頑張ってしまう人ほど疲れやすいんです。
仕事できない人の四大要素
仕事できない人と言っても、色々と種類がいますよね。
人によって、仕事できるできないの評価基準も違うでしょうし。
そこで、ここからは仕事できない人に多い四大要素についてもご紹介していきます。
仕事が遅い
まぁ、これは仕事ができない人に認定されやすい特徴の一つでしょう。
仕事が遅い人を見て、早くしてくれとイライラしては疲れてしまう人もいますよね。
もちろん、スキルによって仕事が遅い人がいるのは仕方ないことではありますが…。
理解できない人からしたら、周りのペースを乱しやすく心身共に疲れる存在でもあるんです。
ミスが多い
ミスが多いのも、典型的な仕事できない人の特徴ともされています。
これは、責任感を評価される場面でもありますよね。
うっかりミスが多い、確認が足りないなど、ミスする理由も人それぞれ様々ですよね。
しかしながら、自分の任された仕事をどれだけ責任を持ってこなせるかが、仕事できる人とできない人の違いにもなりやすいことは覚えておきましょう。
覚えが悪い
いくら仕事を教えても、覚えられない人っていますよね。
新しいことを教えたら、今まで教えたことを忘れてしまうなんて人もいるでしょう。
こうした覚えが悪い人ほど、何度も教える側としては疲れやすく、仕事ができない人として評価されてしまいやすいんです。
やる気がない
そもそも、仕事に対するやる気がない人もいますよね。
「やる気がないなら、仕事なんて辞めてしまえ!」なんて思う人もいるでしょうが…。
単純に、世の中にはお金さえもらえればいいと思って仕事をしている人もいるんですよね。
しかしながら、仕事に対するやる気がない人ほど、必ず結果にも影響してきます。
普段から率先して仕事している様子が見られずに結果も出せない人ほど、仕事できない人に認定されやすいんです。
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仕事できない人を最短で育てる関わり方【4ステップ】
それでは、ここからは具体的に仕事できない人に対する関わり方について話していきます。
中でも、なるべく疲れるような対応にならないためにも、仕事ができない人を最短で育てる関わり方でもある4ステップをご紹介していきます。
できない部分や問題点を把握する
1つ目のステップとしては、まずは相手の仕事ができない部分や問題点を把握することです。
頭ごなしに仕事ができないことに対して指摘や怒っていても、エネルギーを消費するだけで疲れてしまいますからね。
そのため、なぜできないのか、効率悪く動いているところがないかチェックしてみましょう。
よく相手の行動を観察してみれば、間違った取り組み方をしている可能性もあるかもしれません。
一度しっかり時間を作って相手の行動を把握することは、仕事のことで同じことを何度も指導しなくても済むようになるのでおすすめです。
分からないところがないか直接聞く
2つ目のステップは、仕事で分からないことがないか直接本人にも聞くことです。
どうしても、相手の行動だけ見ていても、仕事できない理由が分からないこともあります。
本人にしか分からない悩みや原因があるかもしれないんですよね。
そのため、仕事のことで分からないことはないか、仕事で困っていることはないか、改めて話を聞く機会を作ってみましょう。
直接聞いてみたら、意外な原因が隠れているかもしれませんよ。
できるものから仕事を与えていく
3つ目のステップは、あまりにも仕事の場面でできないことが多ければ、成長するまでは仕事の割り振り方も考えてみましょう。
あまり無理に仕事をやらせてもミスばかりするようなら、仕事を与えた自分にもそのしわ寄せがきてしまい疲れてしまいますからね。
それでは、効率が悪いですよね。
もしも、あまりに任せた仕事ができないようであれば、本人ができそうなレベルの仕事から任せるようにしてみましょう。
仕事できない人には、簡単なことからでも仕事を任せるほうが自信を付けるきっかけにもなって成長しやすくなります。
少しずつでも確実にできる仕事を増やしていくことで、結果として最短の道で仕事ができるように成長していくことも多いんです。
どうすればできるようになるのか話す機会を作る
4つ目のステップは、どんな手段を使っても仕事ができないときには、こちらからアドバイスするのは一旦辞めてみましょう。
そして、仕事ができない本人を含めて、今後どうしていけばできるようになるのか一緒に話していくことも大切です。
仕事できない相手の主張も聞くことは大切ですからね。
どうやれば仕事がやりやすいのかなど、相手の主張や気持ちも聞いてみましょう。
それに対して、「じゃあ、こうしたらできそう?」など提案しながら二人で解決策を考えていくことです。
こうした自分の考えや意見を話し合える環境を作ってあげるだけでも、仕事できない人は成長しやすい環境(自立した人間)へと変わっていきます。
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自分の思い通りに相手は変えられない現実は受け入れること
どんな人間関係でも同じことが言えますが、自分の思い通りに相手を変えることはできない現実は受け入れておくことが大切です。
それは、仕事できない人をどうにかしようとするときも同じです。
きっと、仕事できない人に対して、
- 「テキパキなんでもできる人になってほしい!」
- 「何も言わなくても、率先して仕事を見つけて動けるようになってほしい!」
- 「周りをまとめるようなリーダーシップを持ってほしい!」
こうした色々な思いを持って関わろうとする人もいるはずです。
しかしながら、それは自分が相手に求める理想像でしかないんですよね。
そして、そんな自分の思い通りに相手に変えようとしても、そう上手くいかないものです。
要するに、仕事できない人に対して、無理に仕事ができるように自分のやり方を押し付けても上手くいかないこともあるってことですね。
この自分の思い通りには相手を変えることができないことを事前に受け入れておくことは、今後の自分のストレスにも大きく関係してきます。
仕事できない人に疲れてしまうときってのは、このような自分の思い通りにいかないことに腹を立ててストレスになっている可能性もあるんです。
そのため、今後は仕事できない人と出会ってしまっても、前提として自分の思い通りに相手は変えられないことは忘れずに受け入れておきましょう。
必要以上に干渉しなくなるだけでも、気楽に関わることができるようになるかもしれませんしね。
仕事できない人に対して疲れることもなくなってくるかもしれませんよ。
まとめ
このように、仕事できない人に間違った関わり方をしてしまっていて疲れている人は多いです。
いくら教えてもできないからって、自分の理想や期待を相手に押し付けることはアウトです。
それでは、相手もいつまでも成長もしないし、仕事ができるようにもなりません。
そして、何より自分が疲れるだけです。
まずは、相手を理解すること、最小限の関り(最短の道)で仕事ができない人に合った成長できる環境を作ってあげることがベストです。
「仕事できる人間に変わってほしい!」なんて思ったときは、今回ご紹介した仕事できない人を最短で育てる関わり方【4ステップ】も参考の一つにしてみてください。
この記事が、少しでも誰かの役立つ情報になっていれば嬉しいです。