新人だろうがベテランだろうが、仕事ができない人はいますよね。
正直、相手する暇もなければ、見ていてイライラするからと無視してしまう人もいるでしょう。
中には、「できない人は、いくら教えても無駄無駄…。」なんて見捨てるようにほったらかしにしてしまう人もいるはずです。
でも、仕事できない人をできないまま無視していることは危険なことでもあります。
返って、大きなミスを招くなどして、しわ寄せがこちらにまで降りかかることもあるからです。
そこで今回は、仕事できない人を無視するのは危険な理由だけでなく、最善の育成方法までを解説していきたいと思います。
仕事できない人を無視するのは危険な理由
それでは、なぜ仕事できない人を無視するのは危険なのかについてです。
理由としては、以下3つのリスクが潜んでいるためです。
致命的な大きなミスを招く
当然ですが、仕事できない人の中には教えてもらわないと成長できない人もいます。
それだけ、要領が悪い人もいるんですよね。
そのため、しっかり仕事ができるように指導(育成)しなければ、いつしか致命的な大きなミスを招く恐れもあるんですね。
「あのとき、しっかり教えておけばよかった…。」なんて後悔することにならないようにも、仕事できない人は無視しないほうがいいんです。
余計な仕事が増える
結局なところ、仕事ができない人を無視してほったらかしにしていれば、仕事も進みにくい。
チームワークを必要とする仕事に取り掛かっているなら、自分の作業までスムーズに進まないことも増えれば、余計な仕事が増えることだってあるでしょう。
返って、効率が悪いんですよね。
相手をすることがめんどくさくても、仕事できない人を無視せずに育成するほうが、長期的に見たときには自分のためになることも多いんです。
事業の信頼や信用を失う
先ほど、仕事できない人を無視していると致命的なミスを犯すこともあると話しましたが…。
一番怖いのは、会社や事業の信頼や信用まで失うようなことが起きたときです。
重要な取引先との契約がパーになったりすることもあるかもしれません。
また、一度失った信頼や信用は、なかなかも共に戻すことも難しいことですよね。
それだけ、仕事できない人を無視してほったらかしにすることは、最悪の場合には会社や事業の信頼や信用へのリスクにも繋がることでもあるんです。
何かあれば上司が責任を負う
上司の立場からしたら、部下が仕事ができないのは上司の責任でもあります。
ほったらかしにしていれば、部下が何か問題を起こしたときには、すべて上司が責任を負うこともあるかもしれません。
そんな尻拭いをさせられるようなリスクもあるため、仕事できない人を無視しておかないほうがいい理由の一つでもあります。
そもそも仕事できない人の特徴とは
仕事できない人を無視してほったらかしにしておくのはリスクが伴いやすく、仕事ができるように指導(育成)することも大切ですが…。
そもそも仕事できない人の特徴を知っておかなければ、どう指導(育成)していいか分かりませんよね。
物覚えが悪く理解力がない
周りから仕事ができない人と思われてしまいやすい人は、物覚えが悪く理解力がない人です。
いくら教えても覚えられない人や理解できない人って、よくいますよね。
正直、教える側としても、忙しい中で何度も同じことを言わなければいけないと思うと嫌になってしまいますよね。
こうした仕事に関して、いくら教えてもすぐに覚えられない理解できないなど、手間がかかる人ほど見捨てられ無視されてしまいやすくなるんです。
細かいミスやうっかりミスが多い
やっぱり、細かいミスやうっかりミスが多かったりする人ほど、周りからも仕事ができないイメージが付いてしまいやすいんですよね。
もちろん、本人なりには頑張っているのかもしれませんけどね。
でも、周りからしたら、日頃から仕事を増やしたくない思いがあることも多いでしょう。
そのため、ミスや余計な仕事を増やす人のことをマイナスに見てしまうのは仕方ないんです。
やる気が見られない
どことなく、仕事に対してやる気が見られない人っていますよね。
例えば、自ら率先して仕事をしようとしない、分からないことがあっても聞いてこないなど。
こうした見るからに、仕事に対するやる気や情熱が行動として見られない人ほど、周りからも評価されにくいんです。
そのため、やる気ない=サボっている=仕事できない人として認識されやすくなってしまうタイプとも言えるでしょう。
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仕事できない人への最善の育成方法
本当に仕事のことや自分のことを考えるなら、仕事できない人は無視するのではなく、最善の育成方法を考えて対応すべきかと言えます。
そこで、ここからは具体的に仕事ができるように育成するには、どうしたらいいのかについてもご紹介していきます。
話をよく聞く
まず、仕事できない人に対して、最初にするべきことは話をよく聞いてあげることからです。
どんな状況下でも同じことが言えますが、人が困っているときには相手の状況を把握するために話をよく聞いてあげる時間を作ることが大切です。
なぜ仕事ができないのか、必ず本人なりに理由や原因があるはずですからね。
もしかしたら、理由によっては教える側のこちらのミスがあるのかもしれません。
とにかく話を聞くこと、そして分からないところがないようにしてあげることが、仕事ができない人の悩みを解決しやすくする方法の一つでもあります。
また、こうした話を聞くことは、お互いの関係を深めるきっかけにもなります。
お互いにとっても仕事がしやすい環境にもなるはずなので、一石二鳥です。
人は気を遣わない環境になるほど、自分本来のパフォーマンスが上げやすくなるので、仕事できない環境からも抜け出しやすくなるかもしれませんよ。
悪いところだけでなく良いところも伸ばす
どうしても人間は、相手のできない部分ばかり見てしまいがちですよね。
でも、本当は相手の良いところを見て伸ばすほうが、人は成長しやすいこともあります。
頭ごなしに、ダメな部分ばかり指摘しててもモチベーションなんて上がりませんからね。
良いところを褒めることは、「もっと頑張ろう!」と意欲を湧かせることにも繋がるんです。
もしも、仕事できない人に対して否定的な言葉で責めてしまっていた人は、良いところも見てあげて伸ばすように切り替えてみましょう。
きっとやる気や意欲も湧いてくるだけでなく、自分に自信が付くことで率先して仕事ができるように成長していくかもしれませんよ。
できる仕事から任せる
なんでも、仕事を任せればいいわけではありません。
効率よく仕事を回すには、ときには仕事の割り振りも重要だったりします。
いくらできない仕事を任せていても、一向にできないのは当たり前ですからね。
まず、一度一人一人に合った仕事の割り振りを見直してみることで、仕事が効率よく回るようになります。
今まで、仕事でできないことが多く嘆いていた人も、自分のできる範囲内の仕事を任せられるようになることで、周りに迷惑をかけるようなミスもなくなっていくかもしれません。
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チームワークによる助け合いが仕事効率を上げてくれる
もしも、仕事のことを思っているなら…。
仕事できない人を邪魔扱いしたり、ほっといたり、無視して見捨てるのは辞めたほうが利口です。
仕事できない人を無視なんてし続けていたら、仕事全体のチームワークを乱すきっかけになったり、何か大きな損失に繋がるリスクだってあります。
結果として、無視し続けた代償が自分に降りかかる。
何度も言いますが、自分が損する可能性のが高くなるかもしれないんです。
まずは、仕事のチームの一員として、しっかり見てあげること。
そして、ちょっとでも気にかけてあげることからでもいいんです。
気づいた人や指導者が、どう対応や対処していくかで、今は仕事ができない人でも今後の戦力になるかどうか変わることもあるんです。
こうした助け合いが、チームワークを高め仕事効率を上げてくれるんです。
仕事できるできないに個人差が出るのは仕方ないこと
どうしても、仕事ができる人もいれば、できない人もいる。
こうした個人差が出るのは仕方ないことでもあるんですよね。
ここを理解しておかなければ、仕事できない人のことを邪魔者扱いとしか見れなくなってしまいます。
仕事できない人にはできない人なりの理由や問題がある。
そのため、ときには仕事できる人が正しくできるように教えてあげなければいけないこともあるんです。
人を見捨てないこと、人を邪魔者扱いしないこと、人に手を貸してあげることなど。
こうした相手の気持ちを理解して助け合いの気持ちを忘れないことは、結果的には自分のためにもなります。
仕事できない人を無視してほっとくよりも、自分のためにもそっと手を差し伸べることは大切なこともあることを忘れないようにしておきましょう。
まとめ
このように、仕事ができない人を無視してほったらかしにしているほうがリスクが伴うこともあります。
その代償は、自分に返ってくることもあるんです。
まずは、仕事できない人のことを理解する気持ちを大切にしましょう。
なぜ仕事ができないのか、じっくり本人と話し合ってみましょう。
ダメなところばかり責めるのではなく、良いところも伝えてモチベーションを高めてあげることも大切です。
こうした優しさあるサポートは、必ず仕事のチームワークを良くしていきます。
必ず、いつか自分にとっても大きな成果をもたらすことになるはずです。
この記事が、少しでも誰かの役立つ情報になっていれば嬉しいです。